この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 逆説の古典
-
価格:990円(本体900円+税)
【2025年02月発売】
- 〈世界史〉の哲学 現代篇 2
-
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2025年05月発売】
- ゼロからわかるAmazon Web Services超入門 はじめてのクラウド 改訂新版
-
価格:2,992円(本体2,720円+税)
【2024年05月発売】
- いちばんやさしいPython入門教室 改訂第2版
-
価格:2,728円(本体2,480円+税)
【2023年09月発売】
- 我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの
-
価格:1,034円(本体940円+税)
【2024年04月発売】
[BOOKデータベースより]
近代科学と小説―資本主義という宗教の二面性を照らし出す二つの言説。近代はすでに「われわれの時代」である。「自由」「平等」「人権」…貨幣経済の下に生きる現在のわれわれの価値観をなす概念はもとより、感受性すらも主としてこの時代に作られ、ずっと維持されてきた。その根源に肉薄する。
失敗した贋金作り
[日販商品データベースより]カトリックの政治革命/プロテスタントの精神革命
貨幣論への迂回
貨幣の抽象化作用
資本主義の猥褻な精神
黙示録的ゲーム
“金銀/紙幣”としての貨幣
商品の救済/人間の救済
召命と階級
終わりなき終わり
予定説の効果
予定説がとり残したもの
〈増殖する知〉のふしぎ
銀行というなぞ
二つのスペキュレーション
剰余権力
〈主体〉の産出
最初の小説
小説の不安
神に見捨てられた世界の叙事詩…なのか?
虚構性の勃興
役に立たない辞典
小説的衝動の帰趨
資本主義の生育の土壌としては、イスラーム教圏や中華文明のほうが遥かに有利であったように見える。しかし実際に、無限の資本蓄積を求める「主体」が生まれ出たのは「長い16世紀」を経た西洋キリスト教圏からだった! 見えない時間を先取りし、終わってはならない経済「ゲーム」が終わることへの恐怖によって動くシステムはいかにして生まれたのか? プロテスタンティズムの倫理の特異性をあらためて腑分けし、近代が生み出した新たな「人間」存在の本質を解明する。