- なりすまし
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正気と狂気を揺るがす、精神病院潜入実験
亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ 3ー16
THE GREAT PRETENDER- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2021年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784750516875
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[BOOKデータベースより]
正気と狂気の違いは、いったいどこにあるのか?精神医療は、正気と狂気の境界をどのように区別してきたのだろうか?誤診断、医療ミス、不足する医療資源…精神医療を取り巻く諸矛盾を徹底的な取材で浮き彫りにすると共に、1973年に行われた衝撃の医療潜入実験「ローゼンハン実験」の真相を探る、スリリングなノンフィクション!
第1部(鏡像;ネリー・ブライ ほか)
[日販商品データベースより]第2部(デヴィッドの本質;「ゆっくり進め、場合によっては足踏みのままでもいい」 ほか)
第3部(潜入する;…結局、人が正気かどうかわかるのは正気でない人だけだ ほか)
第4部(真実の追求者;「ほかの疑問はすべてここから生まれる」 ほか)
第5部(脚注;「すべては君の頭の中に」 ほか)
「病院に入りたいなら、頭がおかしいふりをしなくちゃ」
脳炎を精神病と誤診された過去を持つジャーナリストは、かつて全米医学会を大きく揺るがした心理学実験――精神病患者になりすまして病棟に潜入する「ローゼンハン実験」の調査・取材を開始する。やがて、実験に隠されたある奇妙な点に気が付く。次第に明らかになる衝撃の真実とは...!?
「これは患者5213号の初入院の模様である。名前はデヴィッド・ルーリー。39歳のコピーライターで、子どもが2人いる。頭の中で声が聞こえるという。しかしそこには問題があった。彼はコピーライターでもないし、ルーリーという名字でもない。じつはそんな人物は存在しないのだ。実在しない『デヴィッド・ルーリー』は偽患者だった。約50年前、医師が精神病患者とそうでない人を区別できるのかどうか確かめるために、精神科施設にみずから入院した8人の健常者のうちの最初の1人なのである」(本書より)
「調査報道の偉業。探偵小説のような説得力」(「エコノミスト」誌)