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[BOOKデータベースより]
ロンドンの若き大学教員が、家庭のありかたや育児の難しさに悩んだとき、心のよりどころとしたのは、千キロメートルのかなたから巣に帰ってくるレース鳩だった。子育てにも似た鳩の訓練をしながら、ブレグジットの時代に「家」や「故郷」をめぐる文学を読んだ記録。
わが家に入居する
[日販商品データベースより]鳥
家づくり
探索
家への旅路
祖国
空へ放す
家との結びつき
家なし
待つ
ホームシック
家に帰る
ブレグジットのイギリスで考える「家とは何か」
ロンドンで自転車便のドライバーをしていた若き文学者である著者は、大学にポストを得、パートナーが妊娠したことを機に、郊外に家を買った。ところがわが子の誕生が近づくにつれて、自由を奪われ家に縛りつけられているように感じて冒険を夢見はじめ、誕生後は母乳もミルクもなかなか飲まない赤子に、育児ノイローゼのようになってしまう。さらに第二子の流産をきっかけにふたりの間に溝が生まれたことで、自分が思い描いていた「家庭」からしめ出されているように感じはじめる。
そんな時に彼が思いだしたのは、子どものころ飼っていた鳩だった。雌雄がともに子育てをし、千キロのかなたから巣に帰ってくる伝書鳩とまた暮らしたら、家のなんたるかを彼らが教えてくれるかもしれない―。
本書は、ときに子育てに似たレース鳩の訓練という側面と、著者の家庭作りという側面を絡めつつ、ホメロス、ゼーバルトをはじめとする文学作品や、ハイデッガー、ロラン・バルト、シモーヌ・ヴェイユといった哲学者の著作、フロイトやダーウィンを読む。ブッカー賞元選考委員が、ブレグジットに揺れるロンドンで家、家庭、故郷、祖国に関して考察した記録である。