獄中からの手紙 新装版

ゾフィー・リープクネヒトへ

みすず書房
ローザ・ルクセンブルク　大島かおり　

• 価格: 2,860円（本体2,600円＋税）
• 発行年月: 2021年04月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784622090113

内容情報

[BOOKデータベースより]

自然とののびやかな交感、芸術への絶えざる思い、そして人間への、世界へのかぎりない愛、ポーランド出身の革命家・思想家が、獄中からゾフィー・リープクネヒトに宛てた朽ちることのない書簡３５通（１９１６‐１９１８）。

１　ライプツィヒから
２　ベルリンから
３　ヴロンケから
４　ブレスラウから

[日販商品データベースより]

「およそ人間的なもの、そして女性的なものも、わたしにとって何ひとつ縁遠いものでも、どうでもいいものでもありません」
「昨日は言葉では描きようのない魔術が万物のうえで繰り広げられました。日没後おそくに、空は一面きらめくオパール色になって、そこになんとも言えない色の縞もようが塗りたくられたのです。それはまるで巨大なパレットさながらで、一日中仕事にうちこんでいた画家がこれでお終いにして休もうと、大きく腕を振りあげて筆の絵の具をパレットになすりつけたかのよう」

自然とののびやかな交感、文学や芸術を思う心、そして人間への、世界へのかぎりない愛。ポーランド出身の革命家・思想家が、獄中からゾフィー・リープクネヒトに宛てた朽ちることのない書簡35通（1916-1918）。