[BOOKデータベースより]
床の間と芸の道、切腹の真意、藁しべ長者と交易…。互敬と和の国ニッポンの謎を解く万葉学の第一人者による「国の基を究める」本。
第1章 農耕の知恵―多様な選択肢の中から米と魚を選んだ日本人
第2章 交易の知恵―縄文時代の黒曜石の「移動」が教える交易の実態
第3章 宗教の知恵―教会で七五三を祝う日本の「何でも教」の世界
第4章 政治の知恵―大愚のリーダーを求める気質と「原恩主義」
第5章 芸術の知恵―床の間と芸の道。妙なる日本的なおもてなし
第6章 歴史の知恵―大陸、半島、島国。東アジア隣国の付き合い方
日本人の創造力の源
〈本書には、明確な主張がある。それは、世界を知ろうと思う人は、まず足元を見つめよ、ということである〉。
悠久の歴史の中で培われてきた日本人の思考や行動原理。自らの足元を見つめ直し、咀嚼し、理解することでグローバル社会での羅針盤が見えてくる――。
〈『古事記』『日本書紀』に池造りの記事が多い理由〉
〈「おてんとうさまが見ている」は恐ろしい道徳教育〉
〈日本の「何でも教」は教会で七五三を祝ってしまう〉
〈「大愚」であることが求められる日本のリーダー〉
〈床の間と芸の道から考える日本的なおもてなし〉
〈大陸、半島、島国――。東アジア三か国の宿命〉など、昭和のベストセラー『梅干と日本刀』(樋口清之著)を彷彿とさせる読みやすく、わかりやすい文章で、日本文化の深淵に迫る好著。〈ホモ・サピエンスは、食糧交換もするが、幸福も交換し合うのである〉〈歴史とは何かものごとを考える時に、ひとつの指針を与えてくれる知恵そのものなのである〉――読めば、ストンと腹に落ちてくるフレーズが多数収録。
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