- ロシアドイツ人
-
移動を強いられた苦難の歴史
Die Russlanddeutschen- 価格
- 6,160円(本体5,600円+税)
- 発行年月
- 2021年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784750516806
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[BOOKデータベースより]
18世紀末、新天地を求めてロシアに渡り農業で繁栄したドイツ人移民たちはその後、ロシアの体制変化の中で権利を剥奪されていく。世界大戦とロシア革命、飢饉と疫病、強制移住、強制労働など、相次ぐ悲惨な出来事を生き抜き、やがて世界各国へ再移住していった人々の姿を、近代ロシア民衆史研究に身を捧げてきた歴史家が鮮やかに描き出す。
総説 「移動を強いられた民」ロシアドイツ人
[日販商品データベースより]ドイツからロシアへの移住(ヴォルガ地方、南ロシア)―一八世紀末‐一九世紀初頭
第1部 ロシアの歴史のなかに生きる―帝政・世界大戦・革命・飢餓・圧政(帝政期ヴォルガ下流域におけるドイツ人入植地の社会経済生活―主としてガルカ村を対象として;第一次世界大戦とロシアドイツ人―忠誠・従軍・捕虜・土地収用・強制移住;ロシア革命・内戦とロシアドイツ人―マフノ軍・赤軍と戦う;ヴォルガに鳴り響く弔鐘―一九二一‐二二年飢饉とドイツ人移民 ほか)
第2部 苦境からの脱出―国外移住(北アメリカへの移住―合衆国北西部の甜菜栽培;南アメリカへの移住―アルゼンチン移住当初のロシア的共同体秩序;スターリン体制を逃れて中国ハルビン、そして南北アメリカへ―アムール川、ウスリー川を越えて;祖国ドイツへの移住―帝政期、ソ連期およびソ連邦崩壊以後)
想像を絶する悲惨な体験を記憶し続けるために−−
18世紀末、新天地を求めロシアに渡り農業で繁栄したドイツ人移民たちはその後、ロシアの体制変化の中で権利を剥奪されていく。
飢饉と疫病、強制移動、強制労働など、相次ぐ悲惨な出来事を生き抜き、やがて世界各国へ再移住していった人々の姿を、近代ロシア民衆史研究に身を捧げてきた歴史家が鮮やかに描き出す。
権力に翻弄されながら悲劇を生き抜いていった不屈の民の息遣いが、当時の文献や新聞記事、手紙、世界各国に散った子孫たちの証言によって浮かび上がる、歴史研究の精華。
他民族の社会への移住と受容・同化、戦争における民族問題、難民・飢餓にたいする国家の対策と国際支援、強制移住と強制労働、再移住先を探す国際的交渉、苦境からの脱出といった問題を潜り抜けてきた彼らの経験から、我々は現代への歴史的メッセージをどれだけ引用し得るのか、自らの知恵が厳しく試されている。−−本文より