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[BOOKデータベースより]
なぜデモや抗議活動の参加者は群衆や暴徒と名指されるのか。なぜ人が集まると危険とみなされるのか。本書ではこれらの眼差しの起源を植民地統治にみる。英米文学からカリブ/アフリカ文学までを扱い、植民地出身の知識人が、否定的な群衆像をいかにして大衆や人民、民衆という主体へと肯椎的に読み替えたかをたどる。ジョウゼフ・コンラッド、C.L.R.ジェームズ、リチャード・ライト、ジョージ・ラミング、グギ・ワ・ジオンゴらをめぐる、新たな第三世界文学論。
第1部 群衆(帝国主義)(人びとが集まることはなぜ「危険」なのか?―ポー、ボードレール、コンラッドに見る都市と植民地の群衆;群衆と共同体、そして不可能な抵抗―ジョウゼフ・コンラッド『ロード・ジム』と『ノストローモ』)
[日販商品データベースより]第2部 大衆(革命と反帝国主義)(歴史記述、あるいはハイチ革命における友愛の問い―C.L.R.ジェームズ『ブラック・ジャコバン』;バンドン、脱植民地化の未完のプロジェクト―リチャード・ライト『カラー・カーテン』)
第3部 人民/国民(脱植民地化)(植民地主義と情動、心的な生のゆくえ―ジョージ・ラミング『私の肌の砦のなかで』と『故国喪失の喜び』における恥の位置;モーセと抵抗の考古学―グギ・ワ・ジオンゴ『一粒の麦』のネーションと母性性)
第4部 民衆(新植民地主義)(「諷刺か、食人主義か」―グギ・ワ・ジオンゴ『十字架の悪魔』の新植民地主義批判)
世界文学と民衆史の交点から紡ぐ群衆論の新地平。英米文学からカリブ/アフリカ文学までを扱い、植民地出身の知識人が、否定的な群衆像をいかにして大衆や人民、民衆という主体へと肯定的に読み替えたかをたどる。