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[BOOKデータベースより]
積み上げ教科の代表格である「算数」に合わせた、4つの視点と6つの要点で授業をUD化。子どもと一緒に「UDマインド」で授業をつくる!「助け合う」「わからないことや誤答」の価値を共有する。
1 授業のUD化 理論編(授業づくりの始まりは学習内容(教材)から「児童・生徒」へ;つまずきが想定できたら、これまでの知見を活かす;「UDマインド」をクラス文化に ほか)
[日販商品データベースより]2 「算数科」授業のUD化 理論編(算数科という教科について;算数科授業のUD化1つ目の視点:焦点化について;算数科授業のUD化2つ目の視点:共有化について ほか)
3 「算数科」授業のUD化 実践編(算数科授業のUD化 実践例の紹介;実践例1 5年 整数の性質を調べよう「偶数と奇数」;実践例2 5年 面積の求め方を考えよう「四角形と三角形の面積」 ほか)
算数の教科特性に合わせた授業のUD化を提案!
―積み上げ教科の代表格である算数―
算数科授業のUD 化を考えるには、これまでの授業UD 化の考え方や知見をもとに、教科特性に合わせたカスタマイズをしていくことが必要です。他の教科では、3 つの視点である『焦点化・視覚化・共有化』(国語科)をもとに、追加や整理をする形でカスタマイズが進められています。算数科でもすでに『そろえる』というコンセプトを取り入れる提案がされています。
そこで改めてこれまでに国語科を中心に示されている『焦点化・視覚化・共有化』と算数科授業のUD 化について検討します。本書では新たに『UDマインド』を提案し、さらに算数科の教科特性に準じたカスタマイズを考えます。
〇「UDマインド」で授業をつくる
―「より多くの子がわかる・できるようになってほしい」との願い―
授業者は「すべての人のために」という考え方や姿勢をもって授業に臨みます。授業UD の基になる「すべての人のために」という考え方を“UD マインド”と呼ぶことにします。
この「UD マインド」は授業者である教師だけではなく、これからの時代を生きる子どもたちにこそ、この考え方をもってほしいと願っています。また子どもにとって将来必要な考え方であるとも思っています。教師は授業をUD 化することで、この「UD マインド」がクラス文化となり、子どもたちに“拡散”させていくことができるのです。つまり、UDマインドの育成を授業の中に含んでいるのが、授業のUD 化なのです。
教師と子どもたちが「UD マインド」の共有ができるように、「授業目標」を設定します。新学年の4 月当初に、「クラスのめあて」や「学級目標」を設定することは全国の学校で多く取り入れられている実践です。これらはクラスや仲間づくりにとって大切なこと。これを授業にあてはめたものが『授業目標』です。一年を通して、「授業の中で大切にすること」「より良い授業にするために必要なスローガン」を子どもたちと一緒につくり、共有します。『授業目標』を共有することで子どもたちに見えやすくなる価値が2 つあります。1 つ目は「助け合う姿の価値」、2 つ目は「わからないことや誤答の価値」です。クラスの中に「わからない」や「間違い」が見えてくることや、教師がわからないことや誤答を貴重なものとして価値付けることは、『授業目標』へのチャレンジのスタート。『子どもが真剣に間違う』ことができるクラスもとても素敵です。
〇4つの視点と6つの要点を意識した7つの授業実践を紹介!
本書では、このようにUDマインドをベースに、算数授業を4つの視点と6つの要点で解説していきます。
第3章では実践編として、具体的な実践事例を提案し、視点・要点をもとに分析していきます。
新しい視点を手に入れるだけではなく、今のあなた自身の実践を分析する力を