[BOOKデータベースより]
特集 いまこそ、東アジア交流史
たかが歴史されど歴史 江戸の高札から明治の「五榜の掲示」へ
博物館マンガ第2回 ようこそ!サクラ歴史民俗博物館―本物じゃないの!?
石出奈々子のれきはく!探検第2回 そうだ、すべてはカッパなのだ
フィールド紀行 曳山に集いて、明日を見つめて第2回―輪島市門前町皆月のアマメハギ
誌上博物館歴博のイッピン―謎多き古墳時代の遺品マロ塚のヨロイとカブト
歴史研究フロントライン―地域に眠る「お宝」を活かし、新たな地域像を学問的に裏づけて発信する‐奥会津只見町・書物の郷の研究拠点
特集展示紹介 東アジアを駆け抜けた身体―スポーツの近代
EXHIBITION 歴博への招待状
特集展示「海の帝国琉球―八重山・宮古・奄美からみた中世」紹介
SPOTLIGHT若手研究者たちの挑戦 地域民具コレクションを未来へつなぐ―新たな資料保存と記録の方法の探求〔ほか〕
国立歴史民俗博物館発! 歴史と文化への好奇心をひらく『REKIHAKU』!
いまという時代を生きるのに必要な、最先端でおもしろい歴史と文化に関する研究の成果をわかりやすく伝えます。
第二号となる本書の特集は「いまこそ、東アジア交流史」。
自国中心主義、排外主義、社会分断化の潮流のなかで。
国家とそこに暮らす人々を同一視し、たがいに批評し、知らず知らずのうちに差別しあうことが当たり前になってしまった、そんな日常のなかで。未来へ進むボートをうまく操るために、特集を編みました。
大きな主語に縛られない現代社会の人々の多様なつながりに価値を見いだし、それをより良いものとして未来へつなげるために、過去の人々の交流史を振り返り、そこに糸口を探し出す。
過去の人々のつながりは、善隣友好なものだけではなく、むしろ蔑視と恐怖、不信と憎悪、そして対立と支配といった要素を多分にふくんでいる。その実態を直視しながら、さまざまな境界をまたいで交流した人々の歴史を紡いでいきます。
特集テーマは「名もなき人々の小さな日朝関係史」「中国服と近代日本」「個人を通して見る近代東アジア」「「多様性」の問い方」「対日交渉を成功させた米国外交官の苦い体験」「中世の「日本」はどんなカタチをしていたのか」「碧い海に引かれた国境線─大航海時代と琉球帝国─」「古代の刀から「人間」を見る」「ナイーブな歴史観を乗り越えながら」など。
特集以外にも、教科書には載らない歴史のこぼれ話、いま注目の博物館漫画家・鷹取ゆうの連載、浅井企画のお笑い芸人・石出奈々子の連載、フィールドワークのビジュアル記事、デジタル研究や若手研究者の記事、全国の博物館や、くらしにまつわる事物を振り返る記事、そして海外の研究記事など、盛りだくさんで歴史と文化への好奇心をひらいていきます。
執筆は、松田睦彦、澤田和人、吉井文美、原山浩介、福岡万里子、荒木和憲、村木二郎、金 宇大、高田貫太、久留島浩、鷹取ゆう、石出奈々子、川村清志、上野祥史、小池淳一、川邊咲子、橋本雄太、菅原千華、小倉慈司、内田順子、田中大喜。
歴史や文化に興味のある人はもちろん、そうではなかった人にもささる本。それが『REKIHAKU』です。年3回刊行!
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