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[BOOKデータベースより]
アメリカの国立公園は、「国民の身体的・精神的健康を育む」ことを主要な目的として制度化され、戦時のナショナリズムと結びつきながら開発されてきた。本書では、ラトゥールの近代論とマイヤーの新制度派組織論を手がかりに、官僚的組織としての国立公園局が、社会の変化を背景にいかにして自然を管理してきたのかを描出する。そこから見えてくるのは、「保護」と「利用」というジレンマを抱えながらも、「自然の管理者」として正当性を獲得し、多様な価値を飲み込んでいく“システム”だった。近代以後に生きる人間と自然とのつながりを再考する力作。
序章 近代国家と自然(近代と「二重の分離」;自然と人間の二元論と「単一の自然」;制度と「緩やかな連結」)
[日販商品データベースより]第1章 自然の価値と国立公園システムの誕生(自然にあこがれて;ミューアの自然保護活動;国立公園局の設立)
第2章 自然のシンボルと戦争(自由主義の危機;CCCの発足と国立公園局;自然と愛国の精神;国立公園キャンペーン;レッドウッドが語るもの)
第3章 ミッション66と官僚的組織(戦後と国立公園局の「ジレンマ」;エコパーク・ダム建設論争からミッション66へ;ミッション66と組織の制度化;ウィルダネスの意味)
第4章 物語の法則と組織(インタープリテーションのはじまり;いくつもの「物語」をつくる方法;自然の解釈と理性)
▼国家による自然のシステム化を辿る
1872年に誕生したアメリカの「国立公園」は、「保護」と「利用」の狭間でその「価値」を目まぐるしく変化させつつ、しかし一つの〈システム〉として駆動してきた。
自然との向き合い方からアメリカの近代化を描いた画期的研究。
アメリカの国立公園は、「国民の身体的・精神的健康を育む」ことを主要な目的として制度化され、戦時のナショナリズムと結びつきながら開発されてきた。
本書では、ラトゥールの近代論とマイヤーの新制度派組織論を手がかりに、官僚的組織としての国立公園局が、社会の変化を背景にいかにして自然を管理してきたのかを描出する。
そこから見えてくるのは、「保護」と「利用」というジレンマを抱えながらも、「自然の管理者」として正統性を獲得し、多様な価値を飲み込んでいく〈システム〉だった。
近代以後に生きる人間と自然とのつながりを再考する力作。