平安鎌倉文学めぐり

虚構の真実・詩情のいのち

青簡舎 八木書店
今関敏子　

• 価格: 2,530円（本体2,300円＋税）
• 発行年月: 2021年01月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784909181282

内容情報

[BOOKデータベースより]

人は、なぜ語るのか、なぜ歌うのか。平安朝から鎌倉・南北朝期に至る珠玉の論文集。

第１章　書く女の時代―背景としての王朝文化
第２章　かぐや姫の孤独―『竹取物語』の時空
第３章　王朝女性の自己語り―「日記文学」とは何か
第４章　和歌で綴る愛と死―『建礼門院右京大夫集』の作品構築
第５章　「水なき空」に立つ「波」―貫之の詠む落花
第６章　動物は歌を詠むのか―『古今和歌集』「仮名序」いづれか歌を詠まざりける・再考
第７章　“かはづ”の鳴く場所―河鹿か蛙か
第８章　まな板の上の雁―実朝の視線