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[BOOKデータベースより]
わたしたちが分析し解剖したいのは、消費社会と呼ぶのがふさわしい高度な産業社会の実態なのだが、この画像はふたたび動物一般の、社会に似ているようにおもえる。動物一般の社会は(ほとんど)意図的な生産をやらないで消費行動だけをやって、あとに残余として昨日とおなじ身体状態をのこす。(中略)相違はわたしたちのなかにメタフィジックが存在するということだけだ。このメタフィジックによれば消費は遅延された生産そのものであり、生産と消費は区別されえないということになる。(『ハイ・イメージ論3』)。わたしはわたしなりに東京の現在のすがたと未来像のさまざまな構想を、いつも分析している。(中略)高層ビルの過密集地帯とビルの内部のフロアーに封じこめられた庭園とか、日本料理の店とか、プールとか、ほんらい地上にあるべき自然がビル内にあるたたずまいと、超高層ビルの出現とにつよい関心をいだいている。そこが世界都市東京を占う象徴的な場所だとおもっているからだ。(「わが東京」)。
1 ハイ・イメージ論3(舞踏論;瞬間論 ほか)
[日販商品データベースより]2 情況としての画像―高度資本主義下の“テレビ”(テレビはどこへゆくか;スポーツ視たまま ほか)
3(人間の死 自然の死 農業の死;谷中―わたしの散歩道 ほか)
4(私のぴあテン1987;“死”に関するアンケート ほか)
第25回配本。『共同幻想論』の「現在」版とも規定された『ハイ・イメージ論』の「V」、唯一のテレビ時評『情況としての画像』などを収める。単行本未収録15篇。
月報は笠井潔氏(作家・評論家)、今福龍太氏(文化人類学者)、ハルノ宵子氏(エッセイスト・漫画家)が執筆。