- 中国の歴史 7
-
講談社学術文庫 2657
中国思想と宗教の奔流 宋朝
- 価格
- 1,551円(本体1,410円+税)
- 発行年月
- 2021年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065221433
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[BOOKデータベースより]
九六〇年に趙匡胤が開いた宋朝は、漢や唐と異なり、軍事的には弱かったが、政治・経済・文化で東アジアをリードしていた。科挙官僚による文治主義を確立し、王安石・蘇軾ら学問や書画にも優れた政治家を輩出。それら思想文化の頂点が朱子学だった。北方からの脅威に悩まされながら、後世まで規範となる「文化の型」を生み出した三〇〇年を通観する。
第1章 宋朝の誕生
[日販商品データベースより]第2章 宮廷の運営
第3章 動乱の世紀
第4章 江南の安定
第5章 宗教の土着化
第6章 士大夫の精神
第7章 技術の革新
第8章 文化の新潮流
第9章 庶民の生活
第10章 中華の誇り
講談社創業100周年企画「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版、第4回配本。この巻では、唐宋変革期から南宋滅亡までを政治史を概観するとともに、思想文化に焦点を合わせて宋代中国を考察する。著者によれば、中国四千年の歴史のなかで、日本人にもっともなじみやすいのは宋代であり、日本の生活習慣や伝統文化の奥底に「宋」は居着いているという。
大唐帝国を揺るがせた安史の乱から200年、五代乱離のあとを承けて宋朝が建てられた。太宗の下、中央集権的官僚国家が確立、科挙制度の改革により広範な階層から科挙官僚が輩出した。文治主義をとったことの功罪はいかなるものだったか。
なかでも、朱子学の公認は宋という王朝を象徴する出来事だったが、それはどのような背景、環境から生まれ、受容されていったのか。その過程と、そこに関わる士大夫たちの精神について詳述する。
北方の異民族王朝に対し絶えず軍事的劣勢にありながらも、後世まで規範となる政治・社会・経済システムを作り上げた宋朝は、文化の華がひときわ咲き誇った時代だった。宋代に起源をもつ文化の新潮流、陶磁、喫茶、書画、文学などにも目を向け、宋代像を描き出す。〔原本:2005年7月、講談社刊〕