[BOOKデータベースより]
ひとりの力ではなく、みなの力を合わせる合本の思想で、世の中を変える。個人の利益を追求するのではなく、社会の役に立つ事業をおこなう。今までの知識や経験、人脈を生かせば、きっとできる。「まずは銀行だ」大蔵省で手がけていた銀行の設立を、民間の側から実現させる。栄一は思い立ったその日から動き出した―。約500社の企業を育てた「日本の資本主義の父」。農家に生まれ、尊皇攘夷の志士となり、幕臣、新政府の役人から、やがて民間の企業人となった男の活躍を描く歴史青春ストーリー。
第1部 立志篇(尊皇攘夷の旗をかかげて;ただひとりの主君;栄一の西方見聞録;新たな道へ)
第2部 知命篇(日本の資本主義の父―渋沢栄一の企業活動;『論語と算盤』―渋沢の経営哲学;よりよい社会のために)
第3部 明治時代の実業家たち(五代友厚;岩崎弥太郎;三野村利左衛門;中上川彦次郎;益田孝;大倉喜八郎;浅野総一郎;藤山雷太;広岡浅子;ダイアナ・アプカー)
小説としても、歴史の勉強用としても、両方使える内容になっており、まず渋沢栄一とその時代背景を知るには最適の1冊。
年齢を問わず楽しめますが、特に小学校高学年〜中学生におすすめ!
約500の企業を育て「日本資本主義の父」とよばれた男。農家に生まれて、討幕派、幕臣、新政府の役人と立場を変え、
やがて民間の企業人となった男の波乱と冒険に満ちた軌跡を描く歴史青春ストーリー。
第一部「立志篇」では14歳から34歳までの青年期を描き、
第二部「知命篇」では、どのような企業を立ち上げてきたか、渋沢の経営哲学を紹介。
第三部「明治時代の実業家たち」では、渋沢と同時代を生きた実業家たちを評論的に解説。
小前亮歴史小説「新選組戦記」「星の旅人」「西郷隆盛」「真田十勇士」「平家物語」刊行中。
図書館の紹介本コーナーで手にした本です。大河ドラマで語られている渋沢栄一の破天荒な生き方が、空言でなかったことを実感させられる本でした。
政治という表舞台にあまり関与していないからでしょうか、渋沢栄一の名前は知っていても、彼の功績をほとんど知らずにいたのですが、日本産業をこれほどまでに培った人だということに驚きを隠せません。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】