みんなふつうで、みんなへん。

読書の時間　５

あかね書房
枡野浩一　内田かずひろ　

• 価格: 1,320円（本体1,200円＋税）
• 発行年月: 2021年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784251044754

内容情報

[BOOKデータベースより]

ボールといえば投げるものと思っている中田くん、ネコのオスメスの見分け方をまちがっていた室井さん、電車の数え方が変わったと信じている村川くん…。それぞれの思いこみやかんちがいは、へんだけれど、みんなふつう！

赤いのと迷いながらも買ってきたオレンジ色のボールの話
あのときの子ネコのことを思いだし「わあ！」とさけんでしまった話
ひとりだけ足がでかくてそのことをいうにいえずに帰った話
手づくりのケーキがまるで売りもののケーキのように思えた話
チュウセンという日本語がわからずにずっと期待をしていた話
どのように数えることが正しいかよくわからない電車の話
水道の水を勝手につかってもいいと思ってしまった話
木工用接着剤を手にぬってちょっとがっかりしていた話
ごはんよりおかしが好きで食べたくて運動会で食べちゃう話
がんばって世話をしてきたアサガオがあまり大きくならない話
まちがえて三年生が二年生用のノートを持ってる話
ハンバーグ注文したら想像とちがって泣いてしまった話
罪深い自分のことを神様におわびしてから眠った話
いらないといったつもりが買うことになってしまって困った話
雨上がり虹のふもとを見るためにみんないっしょに走った話

[日販商品データベースより]

ボウルをボールとまちがえる中田くん、ネコはオスしかウンチしないと思っていた室井さん、「抽選」の意味を知らずに懸賞のおもちゃを待つ藤田くん、電車の数え方が「円」に変わったと思っている村川くん…。それぞれが、へんな思い込みやかんちがいをしているけれど、みんなふつう。小学校3年１組の児童一人一人が出合う、ささやかな出来事を挿絵たっぷりで楽しく描く。エピソードの見出しは、短歌になっています。