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- 藤色の記憶
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- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041091906
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[BOOKデータベースより]
心中間際、心変わりした恋人によって地中に埋められた優枝。掘り起こし助けてくれたのは白兎という見知らぬ少年だった。彼は恋人への復讐をそそのかすが、どこかからかうような態度に、優枝は戸惑うしかなかった。そこへ突然、生き別れの弟・慶介から連絡が届く。母が手遅れの病で入院しており、優枝に逢いたがっていると。母はかつて父と自分を捨て家を出ていた。逡巡の末、優枝は白兎を伴い、故郷へと旅立つが…。残された時間は7日間!大人の女のサスペンス・ミステリ!
[日販商品データベースより]心中間際に心変わりした恋人によって、土の中に埋められてしまった優枝。掘り起こし救い出してくれたのは、白兎という見知らぬ少年だった。彼は恋人への復讐をそそのかすが、どこかからかうようなその態度に、優枝は戸惑うしかなかった。そこへ、生き別れの弟・慶介から突然電話がかかってくる。母が手遅れの病で入院し長くなく、優枝に会いたがっているという。かつて父と自分を捨て家を出ていった母。逡巡する優枝に白兎は「生き返った命は7日間しかもたない」と告げる。それを聞いた優枝は白兎とともに、一度は捨てた故郷へ戻る決意をする……。大人の女のサスペンス・ミステリ!
「あえて本文庫が白兎シリーズという名称を使わない理由もわかる。(中略) それにしても、何とも不思議な魅力に満ちた連作であることか」(シリーズ最終巻『白磁の薔薇』解説より:池上冬樹)
(本作は、長らく在庫切れだった『白兎2 地に埋もれて』(講談社)を著者が全面見直しし、加筆修正・改題の上文庫化したものです)