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[BOOKデータベースより]
1 CBA―「人」の力でデジタル分野ナンバーワンを目指す豪州最大のメガバンク
[日販商品データベースより]2 Paramount House―「ポストコード2010」の住人が集うクリエイティブ・コミュニティ
3 Aurecon―世界最大級の木造オフィスビルはワーカーのもう1つの「家」
4 Woodside―自然なテクノロジーでワーカーを支える世界最高のスマートビル
5 Arup―フレキシブルなワーカーが自ら考えたビジョン「Living Arup」
6 RMIT University―街に開かれ、市民に開かれた都市型キャンパス
7 Quay Quarter Tower―オーストラリアの玄関口に新たなコミュニティを生むバーティカル・ビレッジ
8 Mirvac―自社の革新性を体感してもらうショーケース
スマートワークプレイスに先立つ個人の意志
多くの先進国では、少子高齢化が進み労働人口の減少が進んでいる。持続可能なビジネス環境のために残された道は、大きく3つだとされる。1.フレキシビリティある労働環境をつくる、2.テクノロジーによって効率性を上げる、3.国外からの働き手を増やす、である。前号に続いて特集する「スマートワークプレイス」は主に1、2の文脈で注目され、特にオーストラリアは2000年代に、時間と場所に依存しない働き方、ABW(Activity Based Working)を発祥の地オランダから持ち込み、その後はテクノロジーが社会に浸透するのと相まって国内で独自の拡大・進化を遂げた(その立役者こそ本誌に登場するジェームス・カルダーだ)。しかし重要なことは、テクノロジーや社会的浸透の手法以外にもあった。それは常にオーストラリアのワーカーの価値観を中心に、自分たちが理想とするライフスタイルがあった点なのだ。前号で扱った欧州のさまざまな実践が、壮大な理想を掲げてそこにワーカーを巻き込んでいく「ビジョン駆動型」だとすれば、今号のオーストラリアの実践は、よりワーカーや生活者の視点で社会に浸透する地に足のついた「ライフスタイル駆動型」だと言えるだろう。所属する組織の一員としてではなく、ぜひ一人の等身大の自分として読んでいただきたい。