- 見えない人間 上
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白水Uブックス 海外小説永遠の本棚 231
INVISIBLE MAN- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784560072318
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[BOOKデータベースより]
町の有力者の集まりでバトルロイヤルに参加させられ、演説を行なった代償に、黒人大学の奨学金を貰った“僕”は、北部出身の白人理事を旧奴隷地区へ案内するという失敗を犯して大学を追い出されてしまう。学費を稼ぐためニューヨークへやってきたが、学長の紹介状は役に立たず、ようやく採用されたペンキ工場ではさらなる災難が…。地下の穴ぐらに住み、不可視の存在となった黒人青年の遍歴を描いた20世紀アメリカ文学の名作。全米図書賞受賞。
[日販商品データベースより]見えない存在となった黒人青年の遍歴
「僕は見えない人間である。僕の姿が見えないのは、単に人が僕を見ないだけのことなのだ」町の有力者の集まりでバトルロイヤルに参加させられ、演説を行なった代償に、黒人大学の奨学金を貰った〈僕〉は、北部出身の白人理事を旧奴隷地区へ案内するという失敗を犯して、大学を追い出されてしまう。学費を稼ぐためニューヨークへやってきたが、就職活動はうまくいかず、たまたま発揮した演説の才を見込まれて政治運動に参加することに……。ビル地下の穴ぐらに住む黒人青年の遍歴とピカレスクな冒険を描いた20世紀アメリカ文学の名作。全米図書賞受賞。警官による黒人射殺事件を契機にBLM運動が世界的な広がりを見せているが、現在の社会において「見えない」存在と化しているのはアメリカ黒人だけではない。いま読まれるべき小説。