この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 蒼煌
-
価格:1,012円(本体920円+税)
【2025年03月発売】
- 砂丘律
-
価格:880円(本体800円+税)
【2022年11月発売】
- 暗い林を抜けて
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2020年02月発売】
- 世界を文学でどう描けるか
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2023年03月発売】
- ウィーン近郊
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2021年02月発売】
[BOOKデータベースより]
この世界は、いったい、どこまで続いているのか。私は、その輪郭を、確かめてみたかっただけなのだ。親子三代の人生と記憶、土地の歴史が重ねられる京都を舞台とした「もどろき」、十代の旅の思い出と、北サハリンで出会った人々との交流を描く「イカロスの森」。芥川賞候補にもなった二つの「旅」をめぐる作品と、初の書籍掲載となる小説「犬の耳」、書き下ろしの解説を所収。
[日販商品データベースより]この世界は、いったい、どこまで続いているのか。
私は、その輪郭を、確かめてみたかっただけなのだ。
親子三代の人生と記憶、 土地の歴史が重ねられる京都を舞台とした「もどろき」、
十代の旅の思い出と、 北サハリンで出会った人々との交流と描く「イカロスの森」。
芥川賞候補にもなったふたつの「旅」をめぐる作品と、
初の書籍掲載となる小説「犬の耳」、書き下ろしの解説を所収。
池澤夏樹 推薦
血族、旅先の出会い、淡い恋、人と人は言葉を交わし、運命の舞台でゆっくりと舞う。背景には京都やサハリンの地名が星座のように刻印されている。季節は移り、生きることが大らかに肯定される。たとえ私たちが「いかなる歓喜の中にあっても無限に悲しい」としても。
この二篇の小説を読み終わるとどこか遠くへ行きたくなる。結局のところ世界は美しい、と思えてくる。