- 理性の構成
-
カント実践哲学の探究
叢書・ウニベルシタス 1124
Constructions of Reason- 価格
- 5,940円(本体5,400円+税)
- 発行年月
- 2020年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784588011245
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[BOOKデータベースより]
哲学がまず着手すべき課題は、思考を方向づける何らかの基準ないし手続きが、なぜわれわれにとって権威を持ち、なぜ理性の基準とみなされねばならないかを示すことである。理性・行為・自由に関して、カント自身が説明する文脈にカントの倫理学を位置づけ直し、正義、義務、人格、他者、合意の問題、子どもたちの権利と生活の問題なども論じて、実践哲学の新たな可能性を提唱する。
第1部 理性と批判(カントの企てにおける理性と政治;理性の公共的使用;『基礎づけ』第三章における理性と自律;行為、人間学、自律)
[日販商品データベースより]第2部 格率と義務(行為における一貫性;合意する大人の関係;普遍的法則と目的それ自体;美徳なき時代におけるカント)
第3部 カントの倫理学とカント主義的倫理学(実例の力;子どもたちの権利と生活;倫理学における構成主義;正義と慈愛という偉大な原理)
カントは人間の自由および人格への尊敬を断固として擁護し、理性は行為を導くことができると主張したが、その一方で自由の基礎と人間の義務については退屈な説明をしたと非難される。カント研究を基盤に貧困、ジェンダー、教育も鋭く論じてきた女性哲学者が、理性・行為・自由に関してカントの倫理学を位置づけ直し、正義、義務、実例の力、子どもの権利問題などから、実践哲学の新たな可能性を提唱する。