[BOOKデータベースより]
ふぶきのあさ。「いち・にいもむし」「いち・にねずみ」おねえちゃんとこえをかけながらあるいていくと…おおきなしろくまがあらわれた!
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子どもたちの大好きな雪。大人は、寒いなあ、会社に行くのが大変だなあなんて思ってしまいますが、そうは思っていてもいざ家を出て雪を目の前にすると、いつもとは違う風景になんだかウキウキしてくるから不思議です。この絵本は、ひとりの女の子が吹雪の中で不思議なものに出会うおはなしです。雪がビュービューと吹きつけてくる朝、みちるはおねえちゃんと学校へ向かいます。なかなか進めないみちるに、おねえちゃんは腰を曲げて歩くと歩きやすいよと教えてくれます。「いち・に けむし」「いち・に ねずみ」そんなふうにおねえちゃんとかけ声をかけながら歩いていたみちるですが、「いち・に しろくま!」といったところで、本当にしろくまが現れるのです!びっくりしたみちるは、しろくまに気を取られているうちに、おねえちゃんとはぐれてしまいます。おねえちゃんを探すみちると、みちるについてくるしろくま。吹雪がどんどん激しくなる中で、二人はどんな不思議な場面に出会うのでしょうか?作者は『きいのいえで』第34回講談社絵本新人賞を受賞した、種村有希子さん。種村さんの描く雪景色は、寒そうなのに暖かさがあって、ページをめくる度に、幸せな気持ちになれます。寒い冬の日に、あったかい部屋の中で読みたくなる1冊です。
(絵本ナビライター 近野明日花)
吹雪の朝。
みちるはおねえちゃんと登校するのですが、進むのも大変。
お姉ちゃんが歩く姿勢や声掛けを教えてくれて、
楽しく進んでいると、なぜかしろくまが現れて、一緒に行くことに。
しかもアザラシやクジラも???
みちるは無事にお姉ちゃんに合流できるのか、ハラハラドキドキです。
北海道で子ども時代を北海道で過ごした種村有紀子さんが、
何か不思議なものに会えそうな雪の通学路の実体験を、
素敵なおはなしに。
雪国の子どもたちならではの感覚が伝わってきます。
吹雪といえば、鉛色の空に猛々しい雪の描写のイメージですが、
この作品の色彩は、何とも柔らかで優しく、温かく感じるから不思議です。
もちろん、姉妹の絆にもほっこりすると思います。
そうそう、雪道を歩くときの掛け声、まねしたくなります。
「いち・に しろくま!」
幼稚園児くらいから、雪国の子どもたちの豊かな世界を体感してほしいです。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】