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[BOOKデータベースより]
古典文学作品から日本の食文化を探る。
酒と菜と魚―和歌の表現との関わり
[日販商品データベースより]恋と食と―王朝女流文学の規範意識から見る
瓜と日本人
『六条葵上物語』からみる室町後期の擬人化された物語
『伊勢物語』から『料理物語』『仁勢物語』へ―「食」の文芸化と商品化を通して
東寺九条の水入菜は―『類船集』の「蕪」をめぐって
「瓜茄子」考
錦木・海苔飯・蜆汁―狂俳句をとおして探るイメージ
芭蕉の食膳―晩年の深川と伊賀の月見
食べる牡丹から観る牡丹へ―蕉門の牡丹狂騒曲
井原西鶴作品にみられる食文化―『万の文反古』を中心に
浮世草子『風流酒吸石亀』にみる酒席と食
cにみる『即席料理』
芝居のなかの食材―おもてなし料理と食材尽くし
文久二年(一八六二)の麻疹流行と食物―麻疹絵が示す食養生
〜日本の古典文芸作品から日本の食文化をさぐる〜
2013年にユネスコ無形文化遺産に<和食;日本人の伝統的な食文化>が登録されて以後、官民あわせて、和食への注目が集まっている。研究の面においても、2018年に和食文化学会が誕生し、文理様々な視点からの和食文化の総合的な研究の進展が期待されている。
しかし、和食文化への関心は、主に、栄養・健康・食品・経営といった「物」を中心とした実用的な面に向けられがちであり、食を描いた文芸や絵画については、従来ほとんど関心がはらわれてこなかった。このような中で、近年、『酒飯論』や『精進魚類物語』といった<食>をテーマにした御伽草子にも目が向けられはじめている。古典文芸とは、その中に描かれた言葉や表現を通して、昔の日本人の感情や、感覚、感性、といったものを、現代にタイムカプセルのように伝えてくれるものであり、これらの作品の中に描かれた言葉や表現を通して、日本の食文化についての新しい見方、知見の得られることが期待される。本書はその試みである。
執筆者ならびに収録内容(執筆順)
高橋 亨・・・酒と菜と魚―和歌の表現との関わり―
安達敬子・・・恋と食と―王朝女流文学の規範意識から見る―
母利司朗・・・瓜と日本人
伊藤信博・・・『六条葵上物語』からみる室町後期の擬人化された物語
藤原英城・・・『伊勢物語』から『料理物語』『仁勢物語』へ―「食」の文芸化と商品化を通して―
母利司朗・・・東寺九条の水入菜は―『類船集』の「蕪」をめぐって―
中村真理・・・「瓜茄子」考
冨田和子・・・錦木・海苔飯・蜆汁―狂俳句をとおして探るイメージ―
小林 孔・・・芭蕉の食膳―晩年の深川と伊賀の月見―
岡本 聡・・・食べる牡丹から観る牡丹へ―蕉門の牡丹狂騒曲―
石塚 修・・・井原西鶴作品にみられる食文化―『万の文反古』を中心に―
野澤真樹・・・浮世草子『風流酒吸石亀』に見る酒席と食
大関 綾・・・黄表紙にみる「即席料理」
早川由美・・・芝居の中の食材―おもてなし料理と食材尽くし―
畑 有紀・・・文久二年(一八六二)の麻疹流行と食物―麻疹絵が示す食養生―