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[BOOKデータベースより]
向田邦子作品の比喩や思い込みに着目した前二著に続き、本著では「最後の一文」に着目する。短編小説ならびに『父の詫び状』所収エッセイについて、簡潔に内容を紹介しつつ末尾文を引用し、しめくくりの意図を解説。読者に「カタルシス」を感じさせると評価の高い、向田邦子の末尾文がこの一冊で凝縮して味わえる。
小説編(写真機のシャッターがおりるように、庭が急に闇になった。―(かわうそ);庄治は坂の途中で立ち止り、指先でポケットの小銭を探した。―(だらだら坂);江口はゆっくりと水を飲んだ。―(はめ殺し窓);ただの縁起かつぎかな、と思いながら半沢も負けずに肉にかぶりついた。―(三牧肉) ほか)
[日販商品データベースより]エッセイ編(それが父の詫び状であった。―(父の詫び状);いたずら小僧に算盤で殴られ、四ツ玉の形にへこんでいた弟の頭も、母の着物に赤いしみをつけてしまった妹の目尻も、いまは思い出のほかには、何も残っていないのである。―(身体髪膚);隣りの神様を拝むのに、七年もかかってしまった。―(隣りの神様);写さなかったカメラのせいか、バッグが行きよりも重いように思えた。―(記念写真) ほか)
向田邦子の短編小説とエッセイから末尾文を引用し、しめくくりの意図を解説。評価の高い、向田の末尾文が一冊で凝縮して味わえる。