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[BOOKデータベースより]
現代の日本社会において宗教は根本的な危機に直面している。宗教が生まれたのは、死生観Aの時代においてである。それが、死生観Bへと転換すると、当然ながら宗教は力を失っていく。110年人生になれば、宗教が力を持つことは難しい。では宗教が不要となった社会で今、何が起こっているのか。誰もが逃れられない生き死にの問題とどのように向き合っていけばいいのか。問題の深層を解き明かしていく。
1章 終活さえもめんどくさい―宗教が用済みになった社会(ローマ教皇来日の本当の意味;カトリックの牙城崩壊 ほか)
[日販商品データベースより]2章 なぜ宗教は捨てられたのか(なぜカトリックは時代遅れになったか;死生観A―寿命の短い時代 ほか)
3章 スケジュール化された終わりなき人生(「葬式仏教」が金儲けばかりは本当か;なぜ『葬式は、要らない』はこれほど売れたのか ほか)
4章 いまだ“死のある世界”で生きる人たち(信仰と平均寿命の関係;死亡率の高まるアメリカの特殊な事情 ほか)
5章 “死のない時代”の生き方・死に方(65歳でも死は遠い;「貧病争」という宗教の入り口 ほか)
「終活さえもめんどくさい」
ベストセラー『葬式は、要らない』等、宗教学者が明かす
「宗教不要」な社会の真実!
「葬式は、要らない」や「宗教消滅」などでこれまで宗教の知られざる現状に警鐘を鳴らしてきた、島田裕巳氏。
そんな島田氏が迫るのは、コロナ禍と超・長寿化であきらになったのは、恐ろしいまでの宗教を捨てる社会。