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[BOOKデータベースより]
1 1966〜67(入学まで;ベビーブーマー世代の一標本;オレの修業時代;一年目;新宿の夏、駒場の秋)
[日販商品データベースより]2 1967〜69(一九六七年一〇月八日;釜ヶ崎;本郷・六月;オレの文学生活;本郷・一一月;安田講堂攻防戦)
3 1969〜72(オレの変調;『現代の眼』への寄稿;恩地くんの「戦線離脱宣言」;就活;卒論、落第、ケンカ;連合赤軍事件)
エピローグ
「東大は、クソだ」。
長年のタフな論争を闘い抜いてきた文芸評論家の原点は東大闘争、しかしながら大多数の同時代人とは異なり、医学部を中心に華々しく展開したメインストリームに較べれば幾分「地味」な文学部闘争にあった……。
6年間の学生生活で著者がきたした変調、払拭し得なかった違和感とは。
周りを囲む様々な知性との交錯を重ねながら、やがて導かれた独自の結論としての、「内在」から「関係」への転轍。
かつて自身が幕末の尊王攘夷に用いた概念が、ラストでは加藤自身に照射される。
2019年5月に急逝した日本を代表する文芸評論家が、まったく新しい文体で「パンドラの箱」に挑み、骨太な思想の淵源を初めて明かした、唯一無二の青春記。
◆目次◆
I 1966〓1967
1 入学まで
2 ベビーブーマー世代の一標本
3 オレの修業時代
4 一年目
5 新宿の夏、駒場の秋
II 1967〓69
6 1967年10月8日
7 釜ヶ崎
8 本郷・六月
9 オレの文学生活
10 本郷・11月
11 安田講堂攻防戦
III 1969〓72
12 オレの変調
13 『現代の眼』への寄稿
14 恩地くんの「戦線離脱宣言」
15 就活
16 卒論、落第、ケンカ
17 連合赤軍事件
エピローグ
東大闘争簡単年表(文学部を中心に)
あとがき
解説 瀬尾育生
◆著者略歴◆
加藤典洋(かとう のりひろ)
1948〓2019年。山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。
文学から文化一般、思想まで日本の近現代の幅広い分野で活躍。
『言語表現法講義』で新潮学芸賞、『敗戦後論』で伊藤整文学賞、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』で桑原武夫学芸賞を受賞。他の著書に『敗者の想像力』『9条入門』『大きな字で書くこと』など。