[BOOKデータベースより]
持ち家と借家は結局どちらが得なの?どうして相続税が地価や家賃に影響するの?空き家・空き地はどうして存在するの?なぜ、人は集まりたがるの?災害に危険な地区はどうしてなくならないの?縮小都市時代のそんな素朴な疑問に経済学が答える。
少子高齢化・人口減少時代の住宅土地問題とは何ですか?
第1部 誰もが安心して生活を送るために考えなければならない住宅土地問題(自然災害による被害を防ぐにはどんな手段があるのでしょうか?;空き家・空き地はどうして存在するの?;誰もが豊かな住宅に住めるようにするためにはどうすればいいのですか?)
第2部 豊かな生活を支える生産性を向上させるために考えなければならない住宅土地問題(なぜ、人は集まりたがるのですか?どうして混雑が発生するの?;都市の構造はどのようにして決まるのですか?;東京に人口が集まると、日本の人口が減る?)
第3部 地域の持続性を支えるために考えなければならない住宅土地問題(コンパクトシティって何ですか?;どうして相続税が空き家を増やすのですか?;どんどん進む高齢化にどう対応すればいいの?)
第4部 ライフスタイル、ライフステージに合った快適な生活を支えるために考えなければならない住宅土地問題(持ち家と借家は結局どちらが得なのですか?;既存住宅の価格は安いのに、誰も買わないのですか?;マンションは買って大丈夫ですか?)
日本では「少子高齢化」「人口減少」「都市部への人口集中」といった問題が長らく社会的な課題とされている。また、大規模な自然災害やパンデミックの経験を通じて、将来への備えも求められている。
こうした課題は、私たちが住む住宅や街のあり方とも不可分に結びついている。本書は、人口減少時代における住宅や土地について、読者に卑近な問題を取り上げつつ、経済学や行動経済学の知見を用いて答えていく。
一例として、「持ち家を購入するか」「借家に住み続けるか」という、マネー誌などでも定期的に取り上げられる定番のテーマがある。それぞれにメリット・デメリットがあり、あいまいな結論で片づけられる傾向もあるが、本書は「情報の非対称性」というキーワードをもとに、経済学の視点から鮮やかに解き明かす。
あるいは、災害と住宅という観点では、自然災害による被害を最小限に食い止めたいなら「危険な地域には住まない」というのが合理的な判断であるが、合理的な人でも危険な地域に住むことはある。ここでは、そのような現象が成立するメカニズムを明らかにした上で、「ではどうすれば災害を防止できるのか」について考える。
4部12章にわたって展開される「住宅土地問題」にまつわる素朴な疑問と、明快な論旨で提示される回答は、読み手の知的好奇心をひきつけて離さない。
住宅問題や都市政策に関心を持つ人はもとより、経済学の考え方や行動経済学について学びたい人にも最適のテキストである。
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