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[BOOKデータベースより]
国境を超えるコロナの猛威!主権国家の役割が問われる中、トランプ現象、ブレグジット、経済格差、難民危機、ポピュリズム、GAFA、感染症、地球温暖化、資本主義の終焉―直面するあらゆる難題の根底に迫る。
第1章 「自由」と「民主」と国際秩序
[日販商品データベースより]第2章 グローバリゼーションという名で拡大する「自由」
第3章 暴走し始めた「自由」
第4章 「民主」による抵抗
第5章 「自由」と「民主」が激突するEU
第6章 「自由」と「民主」―どちらも守る
終章 コロナにも中国にも負けない社会へ
自由主義と民主主義のアンバランスによって生じている経済格差や難民問題、地球温暖化、GAFAの脅威……。偏った世界に調和をもたらすためにできることとは?
最も深刻な類いの問題は、行き過ぎた「自由」によってもたらされている。この問題は、統治体制が明確になっている国内秩序における「自由」と「民主」の関係の調整であれば、比較的単純である。それが、国境を越えて世界に広がり、地理的に民主的コントロールが及ばないところに「自由」が行き着くことによって、世界秩序の不完全さと相まってさらに困難な問題になっている。
つまり、「自由」によって推し進められているグローバリゼーションと、「民主」的な意思決定に裏付けられた主権国家の間の関係(「国際」関係)との間のアンバランスが、この問題を一層複雑にしている。多くの問題は、個人の自由を尊重しつつ法的に制約する可能性という法学的視点、格差の拡大や成長の維持・拡大等にかかる経済学的視点、難民等の社会に及ぼす影響といった文化的・社会学的視点、グローバリゼーションと国際秩序という国際関係論的視点など、さまざまな視点から総合的にとらえるべき問題である。
本書は、それらを解決するための課題を明らかにし、進むべき方向を考える。