[BOOKデータベースより]
九〇年代以降、なぜ歴史修正主義が台頭したのか、歴史認識問題は日韓・日中だけの問題なのか、アカデミズムはどう社会と向き合うべきか、良質で健全な通史をどうすれば作り出せるのか、気鋭の研究者たちが「解」を示した意欲作。
第1章 「歴史」はどう狙われたのか?―歴史修正主義の拡がりを捉える
第2章 植民地主義忘却の世界史―現代史の大きな流れのなかで理解する
第3章 なぜ“加害”の歴史を問うことは難しいのか―イギリスの事例から考える
第4章 「自虐史観」批判と対峙する―網野善彦の提言を振り返る
第5章 歴史に「物語」はなぜ必要か―アカデミズムとジャーナリズムの協働を考える
第6章 “座談会”「日本人」のための「歴史」をどう学び、教えるか
歴史問題の全体像を理解するための最良の書
歴史認識問題、歴史修正主義…、
なぜ「歴史」は炎上し、差別意識を助長するのか?
いま世界的な争点になっている歴史問題について、
歴史学だけではなく、社会学や国際政治の視点から、
その背景に何があるのかに迫る。
気鋭の研究者らによる憂国の書、書き下ろし!