[BOOKデータベースより]
読書という至福の世界へ。本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだ。読めば本屋さんに走りたくなる、とびきりの読書案内エッセイ。
1 物語に出合う(真に出会うと―アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』;私は「真実」を読む―佐野洋子『100万回生きた猫』;私の偏愛書―松谷みよ子『モモちゃんとアカネちゃん』 ほか)
2 心に残る、あの本この本(濃厚な喪失の気配とかなしみ J・アーヴィング『あの川のほとりで』;マイノリティに寄り添って不寛容と優雅に闘う J・アーヴィング『ひとりの体で』;闘った、愛した証としての人生 J・アーヴィング『神秘大通り』 ほか)
3 わたしの読書日記(孤独をおそれずに書く 二〇〇七年・秋;新しい家族像 二〇〇八年・春;いくつもの「生」 二〇〇八年・夏 ほか)
角田光代が読んだ、至福の350冊!
「本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだ」
心に残る、あの本この本を、なんと350冊! 直木賞作家・角田光代のとびきりの読書案内。
全三章の構成。
第一章「物語に出合う」――少女時代に読んだ『長くつ下のピッピ』『100万回生きたねこ』から、太宰治・林芙美子・開高健・向田邦子、そして大島弓子・岡崎京子の漫画作品までを愛をこめて描く、感動的なエッセイ16篇。
第二章「心に残る、あの本この本」――ジョン・アーヴィング、イーユン・リー、ベルンハルト・シュリンク、ミランダ・ジュライから井上荒野、伊坂幸太郎、江國香織、奥田英朗、桐野夏生、佐野洋子、橋本治、吉田修一、綿矢りさ、など、小説からエッセイ、ノンフィクションまで、多彩な作品を語る書評(感想文)。読むだけで思わず本屋さんに走りたくなる、熱い読書案内60本。
第三章「わたしの読書日記」――2007年秋から2018年夏までの幸福な読書の日々を描く29篇。まさに〈本がわたしを呼んでいる!〉。
*
《どこでも本を読む。ソファでもベッドでも風呂でもトイレでも読む。
外に出るときも鞄に本を入れる。入れ忘れると途方に暮れる。
旅に出るときも日数に合わせて何冊かの本を持参する。
この本の冊数選びを間違うと、これまた旅先で途方に暮れる。》――「あとがき」より
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- もう一杯だけ飲んで帰ろう。
-
価格:693円(本体630円+税)
【2023年12月発売】
- 月夜の散歩
-
価格:693円(本体630円+税)
【2023年10月発売】
- しあわせのねだん
-
価格:649円(本体590円+税)
【2009年03月発売】
- 希望という名のアナログ日記
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2019年11月発売】
- 愛してるなんていうわけないだろ
-
価格:607円(本体552円+税)
【2000年03月発売】