ケアのロジック

選択は患者のためになるのか
〈叢書〉人類学の転回　

水声社
アネマリー・モル　田口陽子　浜田明範　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2020年07月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784801005044

内容情報

[BOOKデータベースより]

近代の市民社会と消費社会の条件であり、主体の自由意志に基づいてなされる「選択」には、いかなる限界があるのだろうか―。オランダの大学病院における糖尿病外来の調査を軸に、予測や制御が不可能な事象に向かい合う方法である「ケアのロジック」を抽出し、医療の現場を超えた私たちの生の指針を描き出す、現代人類学における新たな実践の書。

第１章　二つのロジック
第２章　消費者か患者か
第３章　市民と身体
第４章　管理と手直し
第５章　個人と集団
第６章　実践における善

[日販商品データベースより]

近代の市民社会と消費社会の条件であり、主体の自由意志に基づいてなされる個人の「選択」には、いかなる限界があるのか？　オランダ大学病院における糖尿病外来の調査を軸に、予測や制御が不可能な事象に向かい合う方法である「ケアのロジック」を抽出し、医療の現場を超えた私たちの生の指針を描き出す、現代人類学における新たな実践の書。