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- 魚食の人類史
-
出アフリカから日本列島へ
NHK BOOKS 1264
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2020年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140912645
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[BOOKデータベースより]
裸の皮膚、華奢な骨格、平らな歯列―。ホモ・サピエンスのこうした特徴は、必ずしも生存競争に向いているとは言えない。その不利を覆し、人類に繁栄をもたらしたのが「魚食」だった。人類は、魚食によってホモ・エレクツスやネアンデルタールら、陸の王者との競合を避け、アフリカから拡散していく過程で、飢えを満たし、交通手段を発展させ、新たな文化を生み出した。果たして、それは一体どのようなプロセスであったのか?他の霊長類との比較、最新の人類史研究の成果を総動員し、やがて日本列島へと至る「大逆転の歴史」を鮮やかに描き出す。
第1章 霊長類は魚を食べたか
[日販商品データベースより]第2章 大型類人猿と古人類の食物とは
第3章 ネアンデルタールという謎
第4章 ホモ・サピエンスにとって魚食とは何か
第5章 進化する生態的地位―水辺から海辺へ
第6章 農耕牧畜文明に漁撈の痕跡を探る
第7章 日本列島の漁撈採集民
魚食こそが、人類拡散の原動力だった!
なぜ霊長類の中でホモ・サピエンスだけが、積極的に魚を食べるのか? それは、もともとホモ・エレクトゥスやネアンデルタール人といった「強者」に対抗するための仕方なしの生存戦略だった。だが、人類がアフリカから世界中に拡散していく過程で、その魚食こそが飢えを満たし、交通手段を発展させ、様々な文化を生み出す原動力になった。果たして、魚食は「弱者」ホモ・サピエンスに何をもたらしたのか? 他の霊長類との比較を踏まえ、出アフリカから日本列島へと至る「大逆転の歴史」をベテランの人類学者が鮮やかに描き出す。