[BOOKデータベースより]
熱い思いが込められた名著、復刻。本書は瀬戸際に追いつめられた渓流魚たちの貴重な記録であるとともに、ひとりのフライフィッシャーの冒険談でもある。
ヤマメの南限を求めて 鹿児島県(1991年4月)
屋久島のヤマメ 鹿児島県(1993年4月)
“マダラ”と九州ヤマメ 宮崎県(1997年4月)
国境の島に棲むヤマメ 長崎県(1994年4月)
四国山地にイワナを追いかけて 高知県(1993年4月)
四万十川と天然アマゴ 高知県(1996年4月)
隠岐島探釣記 島根県(1995年4月)
ゴギの里にて 島根県(1992年4月)
限りなくヤマメに近いアマゴが棲む渓 岡山県(1994年5月)
南紀のアマゴ 和歌山県(1996年5月)
キリクチ 奈良県(1992年4月)
流紋岩魚と奇跡の渓 滋賀県(1994年5月)
琵琶湖とイワナたち 滋賀県(1995年5月)
イワメの渓 三重県(1992年3月)
黒部源流、日本最高所のイワナ 富山県(1994年8月)
1998年刊行の幻の名著が2020年の視点も加筆されて、復刊です。
フィッシングライターとして現在も活躍する佐藤成史さんのライフワーク、人間の活動などにより生息場所を狭められる渓流魚たちを追いかけ写真に収めた貴重な記録。
インターネット前夜、乏しい情報をかき集めてターゲットににじり寄るようすは、冒険談のようなある種の清々しさも感じられます。
著者はフライフィッシャーですが、渓流魚の儚さ、美しさに心が動かされたことがある、すべての人にとって、価値のある読書体験になるはずです。
西日本編に収められたのは15エピソード。鹿児島県から富山県にかけて、キリクチ、ナガレモンイワナ、ゴギ、イワメなどに巡り会います。
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