[BOOKデータベースより]
熱い思いが込められた名著、復刻。本書は瀬戸際に追いつめられた渓流魚たちの貴重な記録であるとともに、ひとりのフライフィッシャーの冒険談でもある。
サツキマス 岐阜県(1992年5月)
別荘地に残されたイワナ 長野県(1997年5月)
種の境界と混沌 神奈川県、静岡県(1994年4月)
神流川源流の天然イワナ 群馬県(1994年8月)
失われた渓と無紋ヤマメ 茨城県(1994年4月、1995年4月)
阿武隈高地の天然イワナ 福島県(1996年9月)
タキタロウと大鳥池 山形県(1996年9月)
カメクライワナを巡る旅 山形県(1993年9月)
無差別放流への警鐘 岩手県ほか(主に1993年8月)
小渓の幽魚 無斑イワナ 岩手県(1993年8月)
スギノコ物語 青森県(1991年8月)
オショロコマの南限 北海道(1992年6月)
オショロコマの楽園 北海道(1996年9月)
北の原野にイトウを追い求めて 北海道(1995年11月)
日本最北の島々と渓魚たち 北海道(1996年9月)
1998年刊行の幻の名著が2020年の視点も加筆されて、復刊です。
フィッシングライターとして現在も活躍する佐藤成史さんのライフワーク、人間の活動などにより生息場所を狭められる渓流魚たちを追いかけ写真に収めた貴重な記録。
インターネット前夜、乏しい情報をかき集めてターゲットににじり寄るようすは、冒険談のようなある種の清々しさも感じられます。
著者はフライフィッシャーですが、渓流魚の儚さ、美しさに心が動かされたことがある、すべての人にとって、価値のある読書体験になるはずです。
東日本編に収められたのは15エピソード。岐阜県から北海道にかけて、無紋ヤマメ、無班イワナ、カメクライワナ、スギノコ、オショロコマなどに巡り会います。
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