- ローマの哲人セネカの言葉
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- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2020年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065200520
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[BOOKデータベースより]
人間の一生は短くはかない。だから欲の奴隷から脱し、自らを見つめよ―「生」を考え抜いたセネカ(?〜六五)の魅力を再発見した作家が自ら翻訳し、現代を生きる日本人への箴言集として最晩年に書き下ろしたエッセイ。「道徳性が完全に欠落」した日本を憂え、ときに苛烈な筆致で叱咤激励する。よく生きるためのヒントを凝縮した、新しいセネカ入門書。
序―セネカ略伝
[日販商品データベースより]1(「マルキアへの慰め」;「人生の短さについて」)
2(「道徳についてのルキリウスへの手紙」)
3(「ヘルヴィアへの慰め」;「幸福な人生について」;「心の落着きについて」;「閑暇について」;「神意について」)
おわりに―現代人にとってセネカとは何か?
パクス・ロマーナ期、ローマ帝国で弁護士、元老院議員、財務官、法務官、そして皇帝ネロの顧問官を歴任したセネカ(前1年頃〜65年)は、思想家として人生、死、貧困、徳、欲望と快楽、真の自由という、誰の人生にも関わるテーマについて普遍的なメッセージを遺している。「どうしてこんな面白いものが今まで日本ではほとんど読まれなかったのだ」――特定の他者にあてた書簡の形で著した十数篇の文章を、『清貧の思想』『ハラスのいた日々』の作家・中野孝次が晩年自らの翻訳で読み解く。道徳的退廃に陥った21世紀の日本を憂え、人として生きる術を説くいきいきとした箴言として提示した、現代人のためのセネカ入門。(原本:2003年岩波書店刊)