[BOOKデータベースより]
入出力データの利用で設計のわずらわしさ、経験則、勘頼り、試行錯誤を解消!豊富な実例で、設計から実装までを見通せる。
第1章 データ指向型PID制御とは(データ指向型PID制御;実験データを用いたPID制御系の直接的設計;データベース駆動型PID制御系の設計;制御性能評価に基づくPID制御系の設計;小脳演算モデルを用いたPID制御系の設計)
第2章 実験データを用いたPID制御系の直接的設計法(FRIT法の基礎;FRIT法の使用に関するいくつかの注意;比例・微分先行型PID(IPD)制御系;数値シミュレーション;実システムへの応用)
第3章 データベース駆動型PID制御(データベース駆動型PID制御系の設計;FRIT法を用いたデータベース駆動型制御;データベース駆動型カスケード制御;データベース駆動型感性フィードバック制御)
第4章 制御性能評価に基づくPID制御(制御性能評価;「評価」と「設計」を統合したPID制御;パフォーマンス駆動型PID制御;FRIT法を用いたパフォーマンス駆動型制御)
第5章 小脳演算モデルを用いたPID制御(小脳演算モデル(CMAC)の基本設計;CMAC‐PID制御系の設計;FRIT法を用いたCMAC‐PID制御;CMAC‐PID調整期によるスキル評価)
【第77回電気学術振興賞 著作賞受賞】
近年注目を集める「データ指向型制御」初の解説書!
データ指向型PID制御は、容易に得られる操業データを使って、直接PIDパラメータを調整します。
チューニングで経験則や勘頼りの試行錯誤を繰り返す必要がないため、熟練者か否かにかかわらず、所望の応答を達成するPID制御器を設計できるのが特長です。
線形時不変システムはもちろん、制御対象の特性が変化したり、非線形性があったりする場合も、対象に合わせた手法を用いて、従来の方法よりも簡単に望ましい制御性能を得られます。
本書では、データ指向型PID制御の各種手法を、理論的な枠組みから応用例まで、丁寧に解説します。
それぞれの手法に数値例もあるので、お手元のシミュレーション環境で、実際どのようにチューニングを行うのかを試すことができます。
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