- ベートーヴェンとバロック音楽
-
「楽聖」は先人から何を学んだか
オルフェ・ライブラリー
- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2020年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784276371132
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[BOOKデータベースより]
第1章 ベートーヴェンが聴いたバロック音楽―当時の演奏会のレパートリー
[日販商品データベースより]第2章 ベートーヴェンの楽譜棚1―ヘンデル
第3章 ベートーヴェンの楽譜棚2―バッハ
第4章 ベートーヴェンのスケッチ帳―「楽聖」が学ぶとき
第5章 バッハ『平均律クラヴィーア曲集』との対峙―傑作から生まれる傑作
第6章 ヘンデルの主題で―『ユダス・マカベウスの主題による変奏曲』
第7章 「ヘンデル風」と評された作品―『自作主題による三二の変奏曲』と『献堂式』序曲
第8章 音楽史を聴かせる変奏曲―『ディアベッリ変奏曲』
第9章 広がる「過去」の射程―『ミサ・ソレムニス』
終章 巨匠たちへのオマージュ―未完の計画
ベートーヴェンは数々の「独創的な」作品を生み出した。だがベートーヴェンであっても、すべてをゼロから創り上げたわけではない――彼も多くの先人に学んでいた。
「真の天才はドイツのヘンデルとバッハだけです」(ベートーヴェンの手紙より)。当時、すでに古臭く感じられるようになっていたヘンデルやバッハの作品に、ベートーヴェンは並々ならぬ関心を示した。本書では、先人二人の音楽に対峙する楽聖の姿を追う。
その際に重要な観点として、ベートーヴェンが抱いていた、現代とは異なる「ヘンデル像」「バッハ像」を、演奏・楽譜出版から見てゆく(第1〜3章)。続いてベートーヴェンが両巨匠の作品をスケッチ帳に書き写し、積極的に学んだ様子(第4章)、さらに両巨匠と関連の深いベートーヴェン作品(第5〜9章)、未完のオマージュ(終章)を取り上げる。ベートーヴェンのバロック音楽研究に重要な功績を果たしたパトロンたちのコラムも。