- 日本の庶民仏教
-
- 価格
- 1,221円(本体1,110円+税)
- 発行年月
- 2020年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065196113
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[BOOKデータベースより]
「民衆はパンをもとめているのに、僧侶は石を与えている」。日本に伝わった仏教は庶民の間で不安や苦痛、悩みからの救済として取り入れられ、各地で生活や慣習に合わせ独自の発展を見せた。観音さま、山信仰、イタコ、踊り念仏、お遍路さん、お寺と葬式―本来の教義から離れた仏教信仰は、信仰たりえるのか?日本の仏教文化を根本から問い直す。
1 日本仏教の特性(日本仏教と民間信仰;僧侶の肉食妻帯;庵と堂―庶民信仰の寺の発祥;日本仏教と葬墓;日本仏教と呪術;日本の観音信仰)
[日販商品データベースより]2 山の信仰(日本の山と修験道;霊山と仏教;高野山の浄土信仰と高野聖;山の薬師・海の薬師;山岳信仰と弥勒菩薩)
3 遊行者の仏教(巡礼・遍路の信仰と歴史;遊行・放浪の仏教;一遍の時宗と融通念仏;遊行の聖と罪の文化)
4 仏教と芸能(仏教と芸能の世界;説経から「語り物」へ)
日本人は宗教になにを求め、なにを信じてきたのか? 仏教は思弁的な教義や哲学、僧侶の支配、また優雅な仏教芸術のみで語られるものではない。インドから中国、朝鮮を経て、欽明天皇十三年(西暦552)に日本に受容された仏教は、庶民の間で不安や苦痛、悩みからの救済として取り入れられ、それぞれの生活や慣習に合わせ独自の伝播と発展を見せた。観音信仰、ヤマ信仰、高野聖にイタコ、踊り念仏、お遍路さん――多種多様な民間宗教の形から、日本の仏教文化を問い直す。(原本:角川選書、1985年刊)