- 白人ナショナリズム
-
アメリカを揺るがす「文化的反動」
中公新書 2591
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784121025913
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[BOOKデータベースより]
白人至上主義と自国第一主義が結びついた「白人ナショナリズム」。トランプ政権の誕生以降、注目を集めるオルトライトをはじめ、さまざまな勢力が連なる反動思想だ。反共、反多文化主義、反ポリティカル・コレクトネスといった旧来の保守と共通する性格の一方、軍備拡張や対外関与、グローバル資本主義を否定する。社会の分断が深まるなか、自由主義の盟主アメリカはどこへ行くのか。草の根のリアルな動向を現地から報告。
第1章 白人ナショナリストの論理と心理(『アメリカン・ルネサンス』;まるで学会のような雰囲気 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 デヴィッド・デュークとオルトライト(デヴィッド・デュークとの会話;「白人の公民権運動」 ほか)
第3章 白人ナショナリズムの位相(白人ナショナリズムの起源;クー・クラックス・クラン ほか)
第4章 白人ナショナリズムをめぐる論争(なぜ白人ナショナリストになるのか;リベラル派の欺瞞 ほか)
第5章 白人ナショナリズムとグローバル・セキュリティ(グローバル化する白人ナショナリズム;濃密な人的ネットワーク ほか)
近年アメリカでは、黒人やヒスパニック系など非白人の人口増加・権利拡大に対して危機感を募らせる白人が少なくない。だが、「人種差別主義者」というレッテルを恐れて意見の表明も憚られるのが実情で、「人種」間の緊張は殺人事件やヘイト団体の衝突など過激な形で現れることが多い。社会の閉塞感が強まるなか、民族・文化の多様性が大きな魅力だった移民大国アメリカはどこへ行くのか。各地の草の根の運動を調査・報告する。「もし日本に外国人が数百万単位で入ってきたら? それに違和感を表明したときに『日本人至上主義者』『人種差別主義者』と批判されたら?」――ある白人ナショナリストが著者に投げかけた問いは、外国人労働者の受け入れを拡大するという日本の私たちにとっても他人事ではない。