- 私の絵本ろん 新装版
-
中・高生のための絵本入門
平凡社ライブラリー 902
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784582769029
[BOOKデータベースより]
「わかってもわからなくても、シカとした本質的なものをみせることが大切だ」『スーホの白い馬』『かさじぞう』『だいくとおにろく』―日本ではじめて国際アンデルセン賞を受賞した絵本画家はいつも子どもを楽しませようと考え、子どもの絵本を読みとく力を信用していた。“良い作品はなぜ古くならないのか”という創作の根源的な疑問を平易な言葉でときあかす、日本の絵本の歴史を拓いた第一人者による絵本ろん、新装版。
エッセイ(絵本風土ろん;湿度文化ろん;私とE・T;文学への想い;ウソのおもしろさ;ストーリー・テリングと絵本;じいさん、プラハへ飛ぶ;雪の祭典;八方やぶれの展開)
絵本のできるまで(画室から)(『そら、にげろ』;『へそとりごろべえ』;『つるにょうぼう』;『お月さん舟でおでかけなされ』;『春のわかれ』;『シャエの王女』;『ゆきむすめ』;『そばがらじさまとまめじさま』;『したきりすずめ』;『てんぐだいこ』;『やまたのおろち』;『ねずみのすもう』)
評論(絵本・状況と批評;絵本界を見る・一九八一年;絵本界を見る・一九八二年)
紀行記(中国貴州苗族探訪)
受賞挨拶(国際アンデルセン賞画家賞授賞式挨拶;国際アンデルセン賞授賞パーティ挨拶)
『スーホの白い馬』などで知られる国際アンデルセン賞受賞の絵本作家が平易な言葉で語る絵本論。自著創作秘話や評論など絵本への愛と創作への熱意があふれる名著、新装版。
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まだ読み始めたばっかりで途中なんですが
これは、じっくり腰を据えて読みたい!
でも、とにかく
赤羽さんのユーモアというか
お人柄が出ている文章というか
とても興味深い本なもんで
早く、皆さんに読んでいただきたい!!(笑
いろいろな本でのエッセイや評論、絵本ができるまでーがあって
まずは、解説や新装版に寄せて等の文章を
読んでから読み始めてみました
子どもに対しての考え方が素敵ですし
とてもわかりやすい文章で
全体を俯瞰して見ているような感じというんでしょうか
保育士の頃
「スーホーの白い馬」が大好きな2歳児クラスがありました
何度読まされたことか・・・
その頃、子どもたちのほうが
この作品のよさを知っていたのだと思われます
それを、教えられたんですね
別な年のやはり2歳児クラスでは
「おおきなおおきなおいも」が
それはそれは大好きで
これは、私も大好きだったので
心底一緒に大笑いして楽しみました
こどもが感じるーような描き方なんだ!!
と、いまさらながら感心します
松岡享子さんの「昔話を絵本にすること」ーという本の
「七羽のからす」の絵本についての
赤羽さんの作者ホフマンの解釈というか
絵本とは、絵とはーという解説に
なるほど・・・と、感心
この絵本の絵とお話については
何も知らない時に読んだ私は
「うーん、外国のおはなしは、ストンとこないなぁ・・・」でした
その理由が、こういうことなのか!?と
今回理解するという・・・
そうかと思うと、著名な斎藤惇夫氏や瀬川康男氏を
ハラハラさせる方のようで
おかしいのなんの
と、まだここまでほんの途中なんですが
中高生のための絵本入門にしておくのには
もったいない!!
1983年初版本、その次にも新装され
今回で3回目ですか?
既にご存知かもしれませんが
再度、読んで、気づくことが改めてあるかもしれませんよ(しいら☆さん 50代・宮城県 )
【情報提供・絵本ナビ】