- 未完の人民元改革
-
国際通貨への道
文眞堂
関志雄
- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2020年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784830950506
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[BOOKデータベースより]
「人民元レートの決定要因」、「変動相場制への移行」、「米中通貨摩擦」、「チャイナ・マネー」、「人民元の国際化」、「デジタル通貨」など、研究者だけでなく、政策当局者や投資家にとっても関心の高いテーマを網羅。
第1部 WTO加盟後の人民元切り上げを巡る議論―中国経済の台頭とともに高まった元高圧力(なぜ人民元の切り上げが必要なのか―日本のためでなく中国自身のためである;切り上げは中国の利益)
[日販商品データベースより]第2部 2005年以降に採用されている「管理変動相場制」の実態―BBC方式と内外環境の変化に配慮(元高局面から元安局面へ;人民元の対ドル中間レートはいかに決定されるか―定着する「前日終値+通貨バスケット調整」方式;対米人民元摩擦)
第3部 「完全変動相場制」への道―金融政策の独立性の向上とバブル予防に向けて(流動性の膨張をいかに抑えるか―迫られる「完全変動相場制」への移行;「完全変動相場制」への移行を模索する中国―参考となる日本の経験と教訓;日本のバブルの経験から学ぶべき教訓)
第4部 注目されるチャイナ・マネーの行方―外貨準備の運用から対外直接投資へ(金融超大国となった中国;「発展段階説」から見た中国の国際収支―「債務返済国」から「未成熟債権国」へ;対外投資大国への険しい道)
第5部 人民元の国際化に向けての課題―中国・地域・グローバルという視点に基づく考察(人民元の国際化は一日にしてならず;「資本取引の自由化」という中国の視点からの考察;「通貨圏」という地域の視点からの考察;「国際通貨体制」というグローバルの視点からの考察)
第一線で活躍しているエコノミストである著者が、長年にわたり経済理論を駆使して行ってきた人民元に関する研究の成果を体系的にまとめた一冊。「人民元レートの決定要因」、「変動相場制への移行」、「米中通貨摩擦」、「チャイナマネー」、「人民元の国際化」、「デジタル通貨」など、研究者だけでなく、政策当局者や投資家にとっても関心の高いテーマを網羅。