- 日本古代の思想と天皇
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- 価格
- 9,350円(本体8,500円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784757609471
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[BOOKデータベースより]
朝廷を二分した壬申の乱を、その後の天皇や豪族たちはどのように捉えたか。これを承けて成立した八世紀の天智天皇観、天武天皇観とはどのようなものであったか。神話と神祇信仰に基づく皇孫思想と、外来の儒教思想(天命思想、徳治思想、中華思想など)、仏教思想が、互いに影響を与えながら古代国家のイデオロギーとして形成されていった過程を解明する。『古事記』『日本書紀』の分析を通じて古代思想史の核心に迫る。
第1部 日本古代における天命思想(古代天皇と天命思想―七世紀を中心として;『日本書紀』における「天命」について―「ことよさし」との関連から)
[日販商品データベースより]第2部 『日本書紀』の伝承と外来思想(綺戸辺の伝承と三尾氏―神話伝承と祥瑞思想;天之日矛と渡来神の伝承―朝鮮系神話の受容について;『日本書紀』における考と忠―「顕宗紀」と「孝徳紀」の所伝について)
第3部 五、六世紀の大王系譜の諸問題(『宋書』倭国伝の珍と済の続柄について;「上宮記一云」の成立と継体天皇)
第4部 『日本書紀』と七世紀の天皇(吉野盟約と天智系皇族;『日本書紀』の天智天皇観;天智朝の後宮と壬申の乱)
第5部 八世紀の思想と天皇(不改常典と『日本書紀』の思想;皇孫思想と天命思想の形成について―七、八世紀の思想と天皇;古代天皇と仏教の思想―イデオロギーとしての仏教について)
日本古代の思想と天皇
『継体天皇と古代の王権』に続く、著者二十年ぶりの第二論文集。新稿二編を含む十五編の論文から成る。テーマは五、六世紀の大王系譜の分析から七、八世紀の日本古代のイデオロギーに及ぶ。七世紀から八世紀にかけての律令国家の形成期に、国家のイデオロギーとなる思想が如何にして形成されたか。具体的には神話と神祇祭祀に基づく皇孫思想と、外来の儒教思想(天命思想、徳治思想、中華思想など)、仏教思想が、互いに影響を与えながらイデオロギーとして形成されていった過程を解明する。