- 変容するASEANの商業銀行
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- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784258290567
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【2017年10月発売】
[BOOKデータベースより]
第1章 序論―ASEANの商業銀行の変容
[日販商品データベースより]第2章 国際経済環境の変化とASEANのマクロ経済動向
第3章 財務指標によるASEAN商業銀行の特徴の分析
第4章 ASEANにおける商業銀行の域内統合と外資の参入
第5章 インドネシア商業銀行の外資導入による変容
第6章 タイ商業銀行の所有・収益構造の変容
第7章 フィリピン商業銀行部門の現状
アジア金融危機から20年が経過した。この間、経済システムの中核にありアジア金融危機の震源となった金融システムも大きな形態変化をとげてきた。2010年以降は、この流れの中でさらに新しい動きが顕著になっている。合併で大規模化して足腰をかためたシンガポール、マレーシア、タイなどの有力銀行の中には、自国を越えてASEAN全域に活動拠点を広げるものが現れている。また、2000年代半ば以降には欧米系外国銀行のプレゼンスが下がる一方で、長い金融不況から回復した日本のメガバンクの活動が再び活発化しつつある。また、中国、台湾、インドなどの他のアジア系の外国銀行も存在感を強めはじめている。
本書の目的は、2000年代以降のこのような環境変化の中で、ASEANの商業銀行部門が見せてきた変容を、実物経済の変化との関係にも留意しながら実態を吟味して、その意味するところを考えることである。