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[BOOKデータベースより]
国産漆の需要が高まっています。おもには国宝や重要文化財修復への利用増によるものですが、天然資源としてのウルシへの注目度もあがっているようです。本書では、漆液滲出量に影響する樹皮の組織構造、植栽が進むなかデータによる植栽適地、保育管理、遺伝子からみた優良個体の選抜、苗木の育成、萌芽更新、白紋羽病などの病害やニホンジカやツキノワグマによる被害への対策、データからみたウルシ林経営などをまとめています。さらに利用面では、漆液のほかCNF含有漆の利用やウルシ材を活用したウルシ染め、バイオマス形成素材を紹介しています。
1章 ウルシの形態と機能(ウルシの特徴および漆の生産;樹皮の組織構造)
[日販商品データベースより]2章 ウルシの栽培(遺伝的多様性・優良系統選抜;ウルシ林造成のための苗の育成 ほか)
3章 ウルシ林の経営(過去のウルシ林経営の変遷;岩手県北部地方における近年のウルシ林経営 ほか)
4章 漆の利用(漆の特性;未利用漆の利用)
5章 材としてのウルシの特性と利用(ウルシ材の特性と利用;ウルシ材の化学成分)
文化庁が文化財修復に使う漆液を国産のものにするという方針を確立してから、国内産ウルシの増産がもとめられている。植栽研究での課題は実生の場合の10数%という低い発芽率、漆液の豊産型の優良系統の選抜育成などである。
本書ではこうした課題に取り組んできた森林総研を中心とする研究プロジェクトの最新成果を集成して収録。また、利用面では漆液のナノレベルまでの微粒子化によるナノウルシ研究(おもに明治大学理工学部)の成果やウルシ材に含まれるポリフェノールに優れた染色性があることに注目した漆染めを収録。