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[BOOKデータベースより]
東京から、畑がどんどん消えていく―。畑とともに、江戸から受け継がれてきた野菜も、作る人・食べる人の暮らしや歴史も、忘れられていった。危機に瀕する野菜と文化を守るため、生産者や地域の人々、学校やメディア、自治体、NPOなどの力を得ながら、「伝統野菜の復活」と「地域の活性化」に奮闘する活動の記録。旬のうまい野菜を届けたいから、江戸東京野菜の復活にかける!
序章 “伝統野菜”の復活にかける
[日販商品データベースより]第1章 失われた野菜を探して―発見の物語
第2章 日本を旅した野菜
第3章 江戸と今をつなぐ
第4章 大都会で生まれた野菜
第5章 学校の畑でよみがえる
第6章 サポーター広がる
粋な江戸っ子は、真っ白いものが大好きだった。
当然、白い飯は大好物。江戸も中期になると、白米は武士だけでなく町人にも食べられるようなった。
ここで起こった問題が「脚気」である。「江戸患い」ともいわれたこの病の解消のため、野菜作りが奨励され、参勤交代でやってくる侍も各地の野菜を持ち込んで栽培を始めた。
美味い野菜は江戸市中にも出回って特産品となり、やがてタネは江戸土産となる。
江戸は野菜の大集積場だったのだ。野菜の栽培は昭和の半ばまで続いたが、高度経済成長で宅地化が進み、商品としての野菜(収穫高が高く、揃いがいいなどの特徴のある一代品種)が主流になって、栽培されなくなった。
畑とともに、江戸から受け継がれてきた野菜も、作る人・食べる人の暮らしや歴史も忘れられていく──この現状に歯止めをかけるべく、立ち上がったのが著者だ。以後、野菜と文化を守るため、生産者や地域の人々、学校やメディア、自治体、NPOなどの力を得ながら、「伝統野菜の復活」と「地域の活性化」に奮闘し続けている。本書はその記録である。