[BOOKデータベースより]
TETDM(total environment for text data mining、テトディーエム)は、複数のテキストマイニング技術を柔軟に組み合わせて使える統合環境として、電子テキストを扱う多くのユーザの創造的活動を支援する目的で構築されたフリーソフト。テキストデータから意思決定の手がかりとなる、さまざまな情報を抽出して提供し、手がかりを知識に結びつける考察を促すテキスト分析支援ツール、それがTETDMです。
1 データ分析による意思決定
2 テキストデータマイニングのための統合環境TETDM
3 データ分析の目的の決定と分析データの準備
4 TETDMによるデータ分析
5 試行錯誤による分析結果の収集
6 収集した結果の解釈と統合による知識創発
7 TETDMによるデータ分析の実践と活用事例
【書籍の特徴】
「活用したいデータが目の前に山のようにあるのに,どのように手をつけたらよいかがわからない。」「データサイエンティストってかっこよさげだけど,具体的に何をすればいいのかわからない。」「数学が苦手だから,自分にはちょっとデータ分析は無理かな。」など,データ分析とは何かをもっと詳しく知りたい方,データ分析を最初から敬遠されている方にオススメの書籍です。
誰でも使えるフリーソフトのTETDMを使った分析手法を紹介するだけではなく,データ分析の一連の手順と,各手順における考え方を詳しく説明しているため,データサイエンティストを目指される方には必携の一冊となっています。データ分析の個別の手法を説明する本は数多くありますが,知識創発を含むデータ分析手順の全体像を,具体的なツールを用いながら説明する本は他にありません。
【各章について】
1章では,データ分析とは意思決定のために行うものであることを記し,望ましい未来を築くためのデータ分析の一連の手順について説明している。2章では,テキストデータ分析のために本書で用いるツールTETDMの基本的な使い方と,初学者のための分析手順について説明している。3章では,分析の目的と分析に必要なデータとの関係について記述している。4章では,TETDMを用いたデータ分析手法と分析結果の可視化の視点から,有効な分析結果を得るための方法について説明している。5章では,知識を導く手がかりとしての分析結果を数多く集めるための,効果的な試行錯誤の方法について説明している。6章では,5章で集めた手がかりの集合を整理して,データの背後に隠された知識(因果関係)を導く方法について記述している。7章では,TETDMを用いた実際のデータ分析の活用事例を紹介し,データ分析の幅広い応用可能性について説明している。
【著者からのメッセージ】
意思決定に必要な世の中の事象の意味は「言葉」で表されます。データサイエンスでは統計学などの数値的な分析に目が向けられやすい面がありますが,数値データを読み解く際にも,最後には「言葉」で表される意味を考える必要があります。また,人間の意図や思考が反映されたテキストデータを直接分析することで,より詳細な世の中のニーズを捉え,世の中の人々の考えを把握することができるようになるため,的確な意思決定に結びつけることができます。
データ分析は謎解きと同じです。結果から手がかりを得て,推理することが大事です。まずは,あなたが最近書いたメールや報告書をTETDMに入力して,出力される点数の謎を解き明かしてみませんか。
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