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ジョン・ロックからアダム・スミスへ
昭和堂(京都) 生越利昭
点
イギリス近代思想の特質を「啓蒙」概念から分析する。啓蒙の起点としての自由な個人による世界の認識、知的・道徳的発達の問題を解明し、啓蒙の基盤となる経済的豊かさを実現するのに、勤労と生産が重要と強調する経済認識の展開過程を明らかにする。
第1部 啓蒙の起点―自由な個人による認識と社会(啓蒙の父としてのジョン・ロック;イギリス経験論からスミスの認識論へ;視覚の社会化―「観察者」視点の生成と変容;アダム・スミスにおける「観察者」と社会)第2部 啓蒙の基盤―勤労に基づく所有、経済、社会(スコットランド啓蒙における所有思想の展開―ロックの影響を中心に;勤労の育成―初期啓蒙と経済認識;重商主義における野蛮と啓蒙―「帝国」の政治経済学;経済学形成期における労働=生産思想;ヒュームとスミスの「公共性」概念)
本書は、17〜18世紀におけるヨーロッパ近代思想の趨勢を真正面から受け止め、ロックからスミスに至るまでの系譜として跡付けることを目標とし、イギリス近代思想の特質を「啓蒙」概念から分析し整理する。啓蒙の諸側面の中でも特に経済の問題を探究し、労働(勤労)や生産の重要性を強調しているが、これは、経済学の本来的目的を「人類が幾世代にわたって生存できる物質的基盤を確保すること、そのための経済社会システムを構築すること」という筆者の考えに立脚している。第T部では、啓蒙の起点としての自由な個人による世界の認識、知的・道徳的発達の問題を解明する。第U部では。啓蒙の基盤となる経済的豊かさを実現するのに、勤労と生産が重要と強調する経済認識の展開過程を明らかにする。
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[BOOKデータベースより]
イギリス近代思想の特質を「啓蒙」概念から分析する。啓蒙の起点としての自由な個人による世界の認識、知的・道徳的発達の問題を解明し、啓蒙の基盤となる経済的豊かさを実現するのに、勤労と生産が重要と強調する経済認識の展開過程を明らかにする。
第1部 啓蒙の起点―自由な個人による認識と社会(啓蒙の父としてのジョン・ロック;イギリス経験論からスミスの認識論へ;視覚の社会化―「観察者」視点の生成と変容;アダム・スミスにおける「観察者」と社会)
[日販商品データベースより]第2部 啓蒙の基盤―勤労に基づく所有、経済、社会(スコットランド啓蒙における所有思想の展開―ロックの影響を中心に;勤労の育成―初期啓蒙と経済認識;重商主義における野蛮と啓蒙―「帝国」の政治経済学;経済学形成期における労働=生産思想;ヒュームとスミスの「公共性」概念)
本書は、17〜18世紀におけるヨーロッパ近代思想の趨勢を真正面から受け止め、ロックからスミスに至るまでの系譜として跡付けることを目標とし、イギリス近代思想の特質を「啓蒙」概念から分析し整理する。啓蒙の諸側面の中でも特に経済の問題を探究し、労働(勤労)や生産の重要性を強調しているが、これは、経済学の本来的目的を「人類が幾世代にわたって生存できる物質的基盤を確保すること、そのための経済社会システムを構築すること」という筆者の考えに立脚している。第T部では、啓蒙の起点としての自由な個人による世界の認識、知的・道徳的発達の問題を解明する。第U部では。啓蒙の基盤となる経済的豊かさを実現するのに、勤労と生産が重要と強調する経済認識の展開過程を明らかにする。