政策実施の組織とガバナンス

広告景観規制をめぐる政策リサーチ

東京大学出版会
伊藤修一郎　

• 価格: 4,290円（本体3,900円＋税）
• 発行年月: 2020年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784130301701

内容情報

[BOOKデータベースより]

成功している自治体はどこが違うのか。なくならない法令違反。自治体を動かし規制を機能させるにはどうすべきか。屋外広告物政策の実施における失敗・成功例を多面的に分析、政策提言まで行う。『政策リサーチ入門』の実践編。

序論　本書の問いと構成
第１部　なぜ政策は失敗するのか―政策実施組織の構造の理論分析（政策実施研究の論点と屋外広告物政策の概要；政策実施を妨げる職員行動と組織構造；平均的自治体の屋外広告物事務）
第２部　なぜ違反対応は実行されたか―政策実施ガバナンスの理論と事例（政策実施ガバナンスの理論；屋外広告物政策の歴史と国の関与；静岡県の東海道新幹線沿線野立看板対策；京都市のローラー作戦による違反適正化；金沢市審査会方式と宮崎市適正化プラン）
第３部　実施活動を変えるものは何か―行政・市民・業界の統計分析（統合的統計分析による仮説検証；屋外広告業界の構造と法遵守；市民意識と政策支持の規定要因）
結論　実効性ある政策実施のために

[日販商品データベースより]

なくならない法令違反．自治体を動かし規制を機能させるにはどうすべきか．成功している自治体はどこが違うのか．屋外広告物政策における失敗・成功例を多面的に分析し，政策提言までおこなう．好評テキスト『政策リサーチ入門――仮説検証による問題解決の技法』（2011年）の実践編．