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[BOOKデータベースより]
美学はどのように誕生し、何を目指したのか。バウムガルテンの美学が伝統的修辞学と強固に結びついていたことの内実と意義を問うことによって、未完の主著『美学』のうちに、現代にも通じる芸術論の可能性を見出し再評価する、本邦初の研究書。
序論 学問としての美学の誕生―修辞学から美学へ
[日販商品データベースより]第1章 バウムガルテン前史―自由学芸から近代哲学へ
第2章 哲学的百科事典のなかの美学―初期思想
第3章 “感性的認識の学”とは何か―定義再考
第4章 規則で美を捉える―基本構造
第5章 『美学』の体系問題―認識と記号の交叉
第6章 フィグーラ―修辞学概念の改鋳(一)
第7章 アルグーメンタ―修辞学概念の改鋳(二)
「美学」はどのように誕生し、何を目指したのか
バウムガルテンの美学が伝統的修辞学と強固に結びついていたことの内実と意義を問うことによって、未完の主著『美学』のうちに、現代にも通じる芸術論の可能性を見出し再評価する、本邦初の研究書
18世紀半ばのドイツにおいて哲学者A・G・バウムガルテン(1714〓62年)は「美学」という新たな学問分野を創始した。
しかし彼の美学理論はこれまで積極的に評価されてこなかった。その理由のひとつは、主著『美学』の内容に古代ギリシャ・ローマの修辞学からの影響が顕著な点にある。
「美学(aesthetica)」は感性の学を意味し、バウムガルテンは美学を自由な技術(芸術)の理論とも規定したが、『美学』の中では感性や音楽・造形芸術への目立った言及がないため、『美学』はたんなる古色蒼然とした修辞学にすぎないと評され、従来の研究では彼の功績は修辞学以外の部分に求められてきた。
なぜバウムガルテンは新しい学としての美学に、古代以来の伝統をもつ修辞学を利用したのか。
主著『美学』で何を為そうとしていたのか。その核心に迫るため、本書は修辞学由来の概念を分析し、バウムガルテンがこれらを言語芸術のみならず造形芸術などへも応用可能なものとして考えていたことを明らかにする。
さらに、修辞学を拡張することで、言語のみならず図像などの記号へも応用するという、現代の記号論にも通じる発想があったと主張する。