〈世界史〉をいかに語るか

グローバル時代の歴史像

岩波書店
成田龍一　長谷川貴彦　

• 価格: 3,190円（本体2,900円＋税）
• 発行年月: 2020年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784000613897

内容情報

[BOOKデータベースより]

グローバル・ヒストリーとともに出現した新たな歴史の語り方を、理論・実践の両面から問い直す。大好評だった『思想』２０１８年第３号にＤ．アーミテイジ、Ｌ．コリーの新訳、井野瀬久美惠・川島啓一による対談を増補。歴史教育者も必携の一冊。

歴史に対する主権
“鼎談”「世界史」をどう語るか
グローバル・ヒストリーの可能性と問題点―大きな歴史のあり方
物語論的転回２．０―歴史学におけるスケールの問題
転回するグローバル・ターン
グローバル・ヒストリー論と「カリフォルニア学派」
綿と資本主義のグローバルな起源
気候と資本―結合する複数の歴史
“書評”誰のために歴史を書くのか―ゼバスティアン・コンラート『グローバル・ヒストリーとはなにか？』
“対談”「世界史」をどう教える／学ぶか―歴史教育とジェンダー史の視点を中心に
イギリスとイスラーム　一六〇〇‐一八〇〇―差異に関する多様な視座
コスモポリタニズムと内戦

[日販商品データベースより]

現代歴史学の様々な「転回」を踏まえ、グローバルヒストリー・ブームを批判的に検証しつつ、歴史叙述の在り方を根本から問い直す。大好評の『思想』2018年第3号に、D。アーミテイジ、L。コリーの新訳、そして井野瀬久美惠・川島啓一の対談を増補。歴史学の現在地を知りたい全ての人へ。歴史教育者にも、必携の一冊。