- 貨幣システムの世界史
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- 価格
- 1,804円(本体1,640円+税)
- 発行年月
- 2020年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006004170
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[BOOKデータベースより]
貨幣の価値は一定であると我々は常識的に考えている。しかし、複数の通貨が併存しているとき、交換価値が多元的であるという事例は、歴史上、多くの地域・時代の存在した。たとえば、本国をはるかに離れて流通した、オーストリアのマリア・テレジア銀貨や中華帝国の銅銭の存在。日々手にしている貨幣であるが、「貨幣とは何か」という問いは私たちを惹きつけてやまない。世界史の中で、改めて謎に満ちた貨幣現象を根本から問い直す。
序章 貨幣の非対称性
[日販商品データベースより]第1章 越境する回路―紅海のマリア・テレジア銀貨
第2章 貨幣システムの世界史
第3章 競存する貨幣たち―一八世紀末ベンガル、そして中国
第4章 中国貨幣の世界―画一性と多様性の均衡構造
第5章 海を越えた銅銭―環シナ海銭貨共同体とその解体
第6章 社会制度、市場、そして貨幣―地域流動性の比較史
第7章 本位制の勝利―埋没する地域流動性
終章 市場の非対称性
補論 東アジア貨幣史の中の中世後期日本
貨幣の価値は一定であると我々は常識的に考えている。しかし、複数の通貨が存在して評価が多元的であるという事例は、歴史上、さまざまな地域、時代にあった。交換という行い自体が多様である以上、貨幣も多様にならざるを得ない――。謎に満ちた貨幣現象を、世界史の中で根本から問い直す。